【改訂版】EasyBlocks リモート監視管理から電源をON/OFF制御する方法

この記事では、EasyBlocks リモート監視管理から監視対象機器の電源をON/OFF制御する方法について紹介していきます!

EasyBlocks リモート監視管理は、SIMが搭載可能な監視サーバーアプライアンスとなり、現地のネットワーク環境を使わずモバイル通信から設定や操作をすることが可能です。そんな本製品には、オプションとなるリブーターを使用することにより、現地にある監視対象機器の電源をON/OFF制御することができます。

そこで今回は!
EasyBlocks リモート監視管理からリブーターによる電源をON/OFF制御する方法について紹介していきます。

 

はじめに

今回、ご紹介する機能はEasyBlocks シリーズの中でもEasyBlocks リモート監視管理のみが持つ機能になり、使用するバージョンは以下の通りとなります。

EasyBlocks リモート監視管理:バージョン 1.0.3

また、今回使用するリブーターは以下の通りとなります。

明京電機製リブーター RPC-M2CS:バージョン 4.20A.230915/RPC.230206
※実際のオプション機は、後継機のRPC-2NSとなりますが操作感は上記と同じです。

この機能は「リブーターによる電源のON/OFF機能をリモート監視管理のWebUI上からでも制御できるようになる機能」となります。

現地に設置している監視対象機器の電源をリモート監視管理のWebUIを通して、リブーターからON/OFF制御できるため、死活監視をする際にフリーズや不具合などによって動かない監視対象機器を遠隔から電源をON/OFFし、復帰させることができます。また、モバイル通信を利用することで閉鎖環境にあるネットワーク機器などの電源のON/OFF制御も可能です。

※本記事でご紹介する「電源をON/OFF制御する方法」では、初期セットアップがされていることを前提としています。

☟初期セットアップ方法は、以下の記事から確認できます☟

はじめにやるべきことはコレ!EasyBlocksの初期セットアップ方法
この記事では、EasyBlocksシリーズの初期セットアップ方法について紹介していきます! 初期セットアップは、EasyBlocksで始めに設定するWebUIのセットアップになります。これまで紹介して...

 

電源をON/OFF制御する方法

リモート監視管理から電源をON/OFF制御するには、始めにリブーターの設定をする必要があります。
その後、リモート監視管理にてリブーターと連携できるように設定します。

 

リブーターの設定

まず、リブーターのWebUIにログインし、ネットワーク設定からIPアドレスを入力します。
この際、DHCP機能を有効にして自動割当を受けることも可能です。

 

その後、ネットワーク設定の下部にあるダイレクトWEBコマンド設定を有効にし、設定を保存します。

※ダイレクトWEBコマンド機能を使用する際には、電源制御方式を「ガードタイム方式」にし、
電源制御時の動作確認を「なし」にそれぞれ設定する必要があります。

 

以上で、リブーターでの設定は完了です。

 

リモート監視管理の設定

次に、リモート監視管理のWebUIにあるリブーターの登録タブに先ほど設定をしたリブーターの情報を登録します。

  

リブーターを登録する際は各項目を入力し、保存します。

IPアドレス:リブーターのIPアドレスを入力します。
WEBポート:リブーターで設定しているHTTPサーバのポート番号を入力します。
API実行ユーザー:WEBダイレクト機能(API)にて、リブーターにログインするユーザー名を入力します。
パスワード:WEBダイレクト機能にて、リブーターにログインするユーザーのパスワードを入力します
認証方式:リブーターのHTTPサーバの認証方式を選択します。
メモ:登録するリブーターの情報を入力できます。アウトレットにつながっている機器等のメモとして活用できます。

 

保存したリブーターは画像のように一覧で表示されます。

 

以上で、リモート監視管理での設定は完了です。

 

電源のON/OFF制御

リモート監視管理に登録したリブーターは、WebUIの状況一覧タブに表示されます。
この画面からリブーターによる電源のON/OFF制御ができます。

 

OUTLET1の先にある対象機器(RTX830)の電源をOFFにしたい場合、OUTLET1の「電源OFF」を押します。これにより、OUTLET1からの給電がOFFとなり、対象機器の電源もOFFとなります。

 

次に、OUTLET1の先にある対象機器(RTX830)の電源をONにしたい場合、OUTLET1の「電源ON」を押します。これにより、OUTLET1からの給電がONとなり、対象機器の電源もONとなります。

 

以上の方法から電源のON/OFF制御ができます。

  

最後に

電源をON/OFF制御する方法についてまとめますと…

● 明京電機製のリブーターを通して、電源のON/OFF制御をしている。
● リブーターを登録することで、リモート監視管理のWebUIから一元管理できる。
● リブーターによる電源制御のため、フリーズしていても電源のON/OFFが可能。

今回はEasyBlocks リモート監視管理から監視対象機器の電源をON/OFFする方法について紹介しました。「死活監視している機器がフリーズして操作できない時に遠隔から電源をON/OFFしたい」という方のご参考になれば幸いです。

 

☟今回紹介した製品は、コチラになります☟

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