OpenBlocks IoTシリーズやOpenBlocksマイクロサーバーシリーズに搭載されているIoTゲートウェイソフトウェア「FW4」がFW4.0.7にアップデートされました。この記事では追加された機能や、新たに対応したセンサーについてご紹介いたします。
新たに4機種のセンサーとのノーコード接続に対応
4機種のセンサーが新たに対応センサーとして追加され、OpenBlocksからノーコードで接続が可能となりました。
オムロン社 モータ状態監視機器(K6CM)
K6CM電流総合診断タイプならモータだけでなくモータの先にあるファンなども含めて監視できます。状態を劣化度として数値化し、しきい値を設定することで異常を判定しお知らせします。メンテナンス時期の判断などに役立ちます。
オムロン社 モータ状態監視機器(K6PM-TH)
トッパン・フォームズ社 オントレイシスタグ エディション1(BDT01-LC40)
日本セラミック社 密検知センサ(AN5-0740-AA02)
部屋の密閉を検知するためCO2濃度を計測するとともに、温度・湿度・気圧などの環境情報も同時に計測可能。
さらに、人感センサも搭載し人の在否も同時に確認可能なマルチセンサーです。
緯度・経度から標高情報を取得できるようになりました
(日本国内のみ)
これまでもOpenBlocksでは内部に緯度・経度の位置情報を持つことができましたが、今回位置情報に加え、標高情報を加える事が可能になりました。取得した緯度・経度から標高を自動付加する事ができます。
アップデートのパラメータ設定機能追加
通常では設定変更は不要ですが、低速なモバイル回線にてアップデート及びインストール通信にてチューニングすること安定稼働させることができまます。
低速モバイル回線使用時における処理改善
昨今IoT通信でよく使われる通信速度256kbpsなどの低速モバイル回線でも安定した通信ができるよう、通信処理が改善されました。
その他アップデート
基本機能
- WEB UIのセッション管理を修正。
- OpenBlocks BX1におけるモバイル回線側からのネットワークアクセスが行えない不具合を修正。
- BLEデバイス検出の最大検出時間を追加。また、検出ロジックを一部変更。
- アップデート及び機能インストールにおけるタイムアウト値を指定可能なように修正。
- 新Ver.内蔵バッテリーに対応 (OpenBlocks EX1のみ)
- ログローテーションの多重起動を抑制。
IoTデータ機能
- IoTデータログ表示時にセッション切れをしないように修正。
- AWS IoT coreのShadowNameを用いたDevice Shadowに対応。
- PD Repaterのltcp送信にてデリミタを設定すると送信できない不具合を修正。
- PD Handler UARTにてGP(Generic Profiles)のセンサデータを小数点以下第二位で丸めるように修正。
- PD Handler UARTにてERP2のデータサイズによる不具合を修正。
- PD Handler BLEにてLogttaシリーズのリビジョン毎の変換処理の不具合を修正。
- PD Handler SW4xにて1mW 出力時の RF チャンネルの上限値を修正。
- PD Handler SW4xにてSW42D0-1000 電流センサーノードの積算電力出力の JSON キー名を修正。
アップデートの方法
FW4.0.7へのアップデートの方法は対象製品のソフトウェアリリース情報をご覧ください。
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