みなさん、こんにちは。技術系の記事を担当しております瀬口です。
今回は、EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスのサポート内容についてご紹介します。
本製品を日頃よりご利用いただいている方や、導入をご検討中の方にも、サポート体系や内容をご確認いただける構成となっています。
はじめに
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスは、ソフトイーサ株式会社の「PacketiX VPN」というVPNサーバーをEasyBlocksシリーズとして、アプライアンス化した製品です。
本記事で取り上げる、EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスとPacketiX VPN Serverのバージョンは以下の通りです。
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンス:バージョン 1.1.2
PacketiX VPN Server: バージョン 4.44-9807-rtm
サポートについて
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスのサポートは他のEasyBlocksシリーズとは異なり、EasyBlocksのサポートサービスとPacketiX VPNのサブスクリプション契約の両方が、初年度に付属しています。

初年度以降もサポートを継続する場合は、両方のサポートを延長する必要があります。
また、EasyBlocksのサポートサービスの延長する際に、PacketiX VPNのサブスクリプション契約も併せて延長することが可能です。
なお、EasyBlocksのサポートサービスは最大7年間まで延長が可能です。
※EasyBlocks以外のハードウェアにPacketiX VPNをインストールしてライセンスを移行する場合は、PacketiX VPNのサブスクリプション契約のみの延長は可能です。
EasyBlocksのサポートサービス
EasyBlocksのサポートサービスの内容は、以下の通りです。
主に、EasyBlocksのWeb UIやハードウェアに関するサポートが含まれています。
・Q&Aサービス (対応時間:平日9:30-18:00)
・最新バージョンのファームウェア提供
・先出センドバックサービス
・不具合に対する対応 (対応時間:平日9:30-18:00)
・AirManage 2
AirManage 2とは、複数台のEasyBlocksを統合管理可能なSaaS型サービスです。EasyBlocksの管理者は、遠隔地からセキュアにWeb UIへのアクセスやアップデート、設定のバックアップなどを実施できます。
▼ サポートサービス内容についてのブログ記事はこちら ▼

PacketiX VPNのサポート
PacketiX VPNのサブスクリプション契約に関わるサポートは以下の通りです。
主に、PacketiX VPNの設定用管理ツールやVPNサーバーの機能に関するサポートが含まれています。
・セキュリティパッチの無償提供 (2 営業日以内)
・不具合の修正または新機能の無償提供
・無償のメジャーバージョンアップ
・購入元からサポートを受ける権利
・購入元が十分なサポートを提供しない場合にソフトイーサ社に対して直接サポートを要求する権利
・ソフトイーサ社による個別カスタマイズサービス
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスの場合、サブスクリプションの購入元はぷらっとホームとなります。そのため、サブスクリプション契約期間中であれば、電話・FAX・電子メールにて当社へ依頼をしていただき、サポートを受けることが可能です。
エディション間のアップグレード
現在、EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスでは、以下の3つのエディションで提供されており、エディション間のアップグレードにも対応しています。
| エディション名 | 同時接続クライアント数 | 同時接続拠点数 | 機能制限 |
|---|---|---|---|
| Standard Edition | 30 同時接続まで | 1 同時接続まで | あり(*1) |
| Professional Edition | 100 同時接続まで | 3 同時接続まで | なし |
| Enterprise Edition | 300 同時接続まで | 9 同時接続まで | なし |
*1:Standard Editionでは、VPNサーバー内の仮想HUBに作成できるユーザーオブジェクト数がVPNサーバー全体で30個に制限されます。また、1個のユーザーオブジェクトに対して複数台のPCから同時にVPNサーバーに接続することはできません。
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスを運用していく中で、ユーザー数の増加に伴い、同時接続クライアント数や拠点数を拡張する必要がある場合があります。本製品でも、エディションのアップグレードより、ユーザー数や拠点数が増えた際にも柔軟に運用できます。
注意点として、エディションをアップグレードする際は、アップグレード前のPacketiX VPNのサブスクリプションは破棄され、アップグレード実施日から再度1年間のサブスクリプションが開始されます。そのため、EasyBlocks側のサポートサービスの期間とズレが生じる可能性がありますので、ご注意ください。
まとめ
EasyBlocks PacketiX VPN アプライアンスのサポートについてまとめると、以下の通りです。
● EasyBlocksとPacketiX VPNの2つのサポートが初年度から付属
● PacketiX VPNのサポートは、EasyBlocksのサポート延長時に併せて延長可能
● サポート問い合わせは、基本的にどちらもぷらっとホームへ
本製品では、EasyBlocksとPacketiX VPNのサポートを一括で管理できるため、導入からサポート更新までの運用負担を軽減し、効率的に管理することが可能です。さらに、ハードウェアとソフトウェア双方のサポートを一元化することで、トラブル発生時にも迅速かつスムーズに対応でき、安心して長期的にご利用いただけます。
また、予備機としての利用や、既にPacketiX VPNライセンスをお持ちの方向けに、ライセンスなしモデルもご用意しています。PacketiX VPN用のハードウェアをお探しの方にもおすすめです。
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