【SIer/NIer様向け】提案資料へアプライアンス製品を盛り込むコツ

SIer/NIer様(システムインテグレーターやネットワークインテグレーター)は普段、比較的規模の大きいシステムやネットワークの設計・構築のお仕事される際、複数のベンダーの機器やサービスを組み合わせてご提案する事が多くあると思います。

当社も機器ベンダーですので、SIer様との会話のなかで「このアプライアンス製品を提案資料に盛り込みたいのだけど、どんなことを書くのが良いの?」というご質問をよく頂きます。

今回の記事ではDHCPやSyslog、死活監視といった特定の機能に特化したアプライアンス製品を提案書に入れる際のポイントをご紹介いたします。

提案資料へいれるべき内容

製品の特長と利点の明確な説明

提供するアプライアンス機器の特徴や利点を明確に説明し、他の競合製品と比較して優位性のある提示をすると良いでしょう。

特に見落としがちですが、アプライアンス機器であればハードウェアとソフトウェアが一体となっているというところも大きな特長のひとつです。

価格設定と費用対効果の提示

提供するアプライアンス機器の価格設定について明確に提示し、競合製品や同様のソリューションとの比較を行います。

また、製品の導入および保守に関連する費用、および長期的な費用対効果についても示したほうが良いです。

アプライアンス製品の場合は一般的に導入コストやトラブル時の保守コストが低く済む場合が多いため、これらの情報も提供するとより説得力が生まれると思います。

実績と信頼性

機器ベンダーの実績と信頼性についての情報、例えば過去の顧客への導入事例や販売実績を示します。
これにより、提供するアプライアンス機器がより信頼性の高いことを示すことが可能です。

提案資料への記載内容の例

上記でご紹介した内容は、基本的には機器ベンダーへ依頼すれば情報をもらえますが、PowerPointやPDFなどの製品紹介資料で来るケースも多くあると思います。

しかし、情報の提供先や提案先が官公庁などである場合、機器の特長などの情報は文章で書く必要があるケースが多くあると思います。

現に当社でも「なんとなく良い製品なのはわかるんだけど、箇条書きの文章で書くとぷらっとホームさんの製品ならではの特長ってどんなところか教えて」というお話をよくいただきます。

以下はDHCPサーバーアプライアンス製品「EasyBlocks DHCP2000」を実際の提案書の中に記載いただいた例です。

種類仕様
DHCP機能各学校の接続端末に対して、IPアドレス動的割り当てが可能
DHCP機能MACアドレスによるIPアドレスの割り当てを制御可能
DHCP機能Web管理画面より、IPアドレス、MACアドレスがGUIで一元表示可能
ネットワークインターフェイス100BASE-TX/1000BASE-Tに対応したポートを4ポート実装
装置外観寸法は200×45×280(W×H×D)mm以内
装置外観EIA規格に準拠した19インチラックへ搭載可能
装置外観ラックマウントキットが提供されている。もしくは棚板上への固定設置が可能
性能動的・固定含めたIPアドレスの総払い出し数:2,000以上
性能DHCPリース性能が毎秒1,000以上
提供形態ハードウェアとソフトウェアが一体となったアプライアンス製品
耐環境性能動作温度-20℃~+50℃・動作湿度20%~80%RH
遠隔管理遠隔地からブラウザ上の管理画面で、複数台のDHCPサーバの集中管理可能

<記載内容のポイント>
サンプルのように文章で書くとなんだか仰々しく感じますが、アプライアンスの主機能である下記を記載しています。
・DHCPサーバー機能は十分要件を満たしていること
・アプライアンス製品であること
・遠隔管理機能で複数のDHCPサーバー機能があること

まとめ

今回の記事では、SIer/NIer様向けに、アプライアンス製品を提案書へ盛り込むする際のコツについて書かせて頂きました。

製品の特長や固有の機能、他社との優位性を記載するのがポイントですがこれらの情報は機器ベンダが情報を持っていますので素直に問い合わせる事をおすすめいたします!

ぷらっとホームでもそのようなお問い合わせは日々頂いておりますので、「○○を提案資料に盛り込みたいが、どう書いたらいいか?」などお悩みでしたらお気軽にお問合せください。
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