企業の事業継続に必要不可欠なITインフラ環境。最近良く聞くお話だと、情報システム部門の方が自力で構築したログサーバーやVPNサーバーといった各種サーバー機器の運用・保守を後任者へ引き継ぐのが非常に手間がかかるといったお話です。
そういった課題の解決策として、ITベンダーが提供する特定の機能に特化したアプライアンス採用が挙げられます。
今回は、アプライアンス製品の採用が、後任への引き継ぎをどのように容易にするのかを探ります。
直感的な操作性と学習のしやすさ
一般的にアプライアンス製品にはブラウザで操作可能なWebUI(Webユーザーインターフェイス)が搭載されており、直感的な操作が可能なケースが多いです。これにより、新しいスタッフがシステムを学習する際のハードルが大幅に低下します。また、WebUIはブラウザからアクセスできるため、特別なクライアントソフトウェアのインストールが不要であり、どの端末からでも容易にシステムにアクセスできる利点があります。これは、後任者が迅速に業務を開始できるようにする上で非常に重要です。
統一された操作環境
多くのアプライアンスがWebUIを採用している現在、操作方法に一定の統一性が見られます。これにより、一つのシステムに慣れれば、類似の操作感で他のシステムも扱えるようになります。後任への引き継ぎ時には、これまでの経験が生かされ、学習曲線をより緩やかにすることができます。
ドキュメントとヘルプの充実
アプライアンス製品はオンラインヘルプやFAQが充実していることが多く、問題が発生した際にすぐに解決策を探すことができます。これにより、後任者が遭遇するであろう問題に対して、先任者から直接指導を受ける時間を減らし、自立して問題解決を図る能力を養うことができます。
セキュリティの継続性
アプライアンス製品は、セキュリティ対策を含むソフトウェアが定期的に提供されていることがほとんどです。これにより、引き継ぎ時にもセキュリティポリシーを維持しつつ、後任者にアクセス権を安全に移行することができます。
まとめ
ベンダーの提供する特定の機能に特化したアプライアンス製品は、直感的な操作性、統一された操作環境、充実したドキュメント、リモートアクセスの容易さ、セキュリティの継続性といった多方面で後任への引き継ぎを容易にします。これらの利点は、ビジネスの効率化を追求する上で非常に価値があり、現代の技術環境においては、WebUIを持つアプライアンスの選択が、よりスムーズな組織運営に寄与すると言えるでしょう。
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