DHCPサーバーで行うテレワーク時代のセキュリティ対策

テレワークが普及する中、ネットワークセキュリティの重要性がますます高まっています。特に、自宅や外部の場所から接続するデバイスに対するセキュリティ対策が不可欠です。

今回は、テレワーク時代のセキュリティ強化のために、DHCPサーバーで行うセキュリティ対策について考えてみます。

DHCPサーバーでのセキュリティ対策とは?

DHCPサーバーは、ネットワーク内のデバイスにIPアドレスを動的に割り当てる役割を担っています。テレワーク環境でも、DHCPサーバーを活用してセキュリティを強化することができます。具体的な対策としては、以下のようなものがあります。

  1. MACアドレスの登録: DHCPサーバーに接続を許可するデバイスのMACアドレスを事前に登録します。これにより、不正な端末の接続を防止することができます。
  2. 未登録MACアドレスへのIPアドレス割り当ての禁止: DHCPサーバーの設定を調整し、MACアドレスが登録されていない端末に対してはIPアドレスの割り当てを拒否します。これにより、未認証のデバイスがネットワークに接続されることを防止します。
  3. セキュリティポリシーの適用: DHCPサーバーの設定で、接続許可されたデバイスに対して適切なセキュリティポリシーを適用します。これにより、ネットワーク内のデバイスが安全に通信を行うことができます。

実際の設定方法

設定方法は、利用しているDHCPサーバーによって異なりますが、
一般的にはDHCPサーバーの管理画面からMACアドレスと対応するIPアドレスを登録し、
未登録のMACアドレスに対してはIPアドレスの割り当てを拒否する設定を行います。

EasyBlocks DHCPシリーズでの設定例

ぷらっとホームが提供しているEasyBlocks DHCPシリーズのお問い合わせにも「MACアドレス登録していない端末にDHCPで動的IPを配布しないこと」や「MACアドレスによる動的割り当て、および未登録アドレスの動的割り当て禁止」のようなことことが出来ないかという質問をいただくことが多いです。

下記に簡単ではありますが、EasyBlocks DHCPシリーズでの設定例をご紹介します。

割り当てポリシーの設定WEB UIの”サブネット”>”割り当てポリシー”で
「ホスト管理で割当ポリシーを対象に設定したホストのみ許可」を選択。

割り当てポリシーを対象に設定:WEB UIの”ホスト管理”>”割当ポリシー”で
「対象」を選択。

EasyBlocks DHCPシリーズでは、このような方法で設定が行えます。

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まとめ

テレワークが普及する中、ネットワークセキュリティを強化することは企業の重要な課題の一つです。

DHCPサーバーでのセキュリティ対策を実施することで、テレワーク環境でも安全なネットワーク環境を構築することが可能ですが、その他のセキュリティ製品やサービスを利用することでよりセキュアなネットワーク、テレワーク環境を構築していくことが大事です。

不正な端末の接続を防止し、ネットワークのセキュリティを強化しましょう。

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