みなさん、こんにちは。インサイドセールスを担当している小林です。
以前のブログ記事「データで見る!EasyBlocksシリーズ無償貸出ランキング」では、どの製品がよく借りられているかを紹介しました。
今回はその続編として、借りていただいた後、つまり「実際に試してみて、どう感じたのか」に注目してみました。

当社では、評価機を無償でお貸出する条件として、返却時に必ずアンケートにお答えいただいています。
本アンケートは、使い勝手の評価・購入予定の有無とその理由・製品へのご要望などを答えていただくものです。
今回の対象は、2023年4月〜2026年10月(約3年半分)にいただいたEasyBlocksシリーズの無償貸出アンケートの回答です。数字を集計したうえで、自由記述も1件ずつ読んで分類しました。
そして今回は、「EasyBlocks Syslogは使いやすいのか」「実際に買ってくれるのか」というみるにも勇気がいる本音の部分もしっかりみていきます。
この記事では、前半で使い勝手の評価と購入予定の関係を紹介し、後半で購入に至らなかった理由と、よく寄せられるご要望を紹介します。
「使いにくかった」と回答したのは4%だけ
早速ですが、実際の集計データをみていこうと思います。
使い勝手の評価別/購入予定の有無をそれぞれ見ると、次のとおりです。

アンケートで「購入予定あり」と答えていただいた割合は、全体の61%でした。「使いやすかった」と答えた方75%が購入予定ありでした。一方で、「使いにくかった」という評価は全体の4%にとどまります。
目立つのは「要望・条件が合えば使いやすい」で、全体の約4割を占めています。この評価では、購入予定ありが半分以下に下がります。
つまり、購入に至らないケースの多くは「使いにくいから」ではなく、「何かの要件が合わないから」と言えそうです。なお、以前の5段階評価だった時期の回答でも傾向は同じで、「使いやすかった」の購入予定ありは73%、「使いにくかった」に近い評価の方では10%でした。
購入に至らない理由の6割は「要件が合わない」
「購入予定なし」と答えていただいた方の理由・要望を確認し、主な理由を分類しました。

理由が書かれている回答(全体の約7割)に絞ると、約6割が「機能・要件が合わなかった」でした。
一方で、価格を理由に挙げた方は1%しかいませんでした。
もちろん、価格を気にしていても理由欄にまでは書かない方もいると思います。それでも、記述として多いのは「欲しい機能があるか」「自社の環境に合うか」でした。
また「社内事情」の中には、例えば次のような回答もありました。
購入予定なしでも、検討が終わったとは限らないということですね。
「要件が合わない」の中身
最も多かった「機能・要件が合わなかった」の中身を見てみると、一番多かったのは「他システムとの連携・対応機器」で、約3分の1を占めていました。
例えば次のような声がありました。
このうち、いくつかは現在のEasyBlocks Syslogシリーズで対応しています。
クラウドサービスやSOCへの転送は、転送先のサービスの仕様によりますが、Syslogメッセージの中継機能を使えば、RFC 5424形式での転送やTLSによる暗号化にも対応できます。
また、Zabbix連携で登録できる件数の上限は、現在は最大300件まで拡大しています(Zabbix設定)。
以前の記事「EasyBlocks Syslogの商談で「制度・ガイドライン」の話題が2倍以上に」でも、商談で一番多い技術的な質問は「どんな機器・ログ形式に対応している?」でした。
商談でも評価機でも、確認されているポイントは共通しているようで、製品の出来そのものよりも、「お客様の既存環境や運用ルールに合うかどうか」が重視されています。
こうした点は、カタログやWebサイトを読むだけでは判断しにくいものです。
実際の機器や既存のシステムにつないで初めてわかることも多く、評価機で確認していただく意味は大きいと感じました。
よく寄せられるご要望
購入予定のあり・なしに関係なく、要望欄・理由欄で多かったテーマは次のとおりです。
| 順位 | 要望のテーマ |
|---|---|
| 1 | マニュアル・資料の改善(PDF版、クイックスタート、コマンドの説明など) |
| 2 | 初期化(Web画面やSSHからのファクトリーリセット) |
| 3 | メール通知(OAuth認証への対応、通知条件、複数の宛先) |
| 3 | ログの検索・表示(AND/OR条件、見やすさ) |
| 3 | 設定を反映するたびに再起動が必要な点 |
一番多かったのは、製品そのものよりもマニュアルや資料についてのご要望でした。
「初めてでもすぐ動かせる資料が欲しい」という声は、評価の高かった方からもいただいています。
以前に評価機をお試しいただいた方も、最新のバージョンではできることが増えています。
このうちいくつかはすでに対応済みです。
- メール通知:EasyBlocks Syslogは、メール通知のOAuth2認証に対応しています(OAuth2設定)
- ログの検索:Ver.1.1.12から、キーワードやメッセージを複数指定してAND/ORの条件を選べるようになりました。Ver.1.2.2以上では、複数月のログをまとめて検索することもできます(ログ表示)
まとめ
約3年半分の無償貸出アンケートを読んでみると、「使いにくかった」という評価は全体の4%にとどまり、「使いやすかった」方の3/4が購入予定ありでした。
購入に至らなかった理由で最も多かったのは機能・要件の不一致で、理由が書かれている回答の約6割を占めています。一方で、価格を理由に挙げた方は1%でした。
いただいたご要望は社内で共有し、今後の改善の参考にしています。
インサイドセールスとしてお客様とお話ししていても、「うちの機器のログは取れますか」「既存の監視と連携できますか」といったご質問をよくいただきます。今回の結果を見て、その答えを確かめる方法として、やはり「実際の環境で試してみること」が有効だと改めて感じました。
EasyBlocksシリーズの評価機は、無償でお貸ししています。自社の環境で使えるかを確かめたいときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。


