前回から引き続き【製品紹介】第9弾といたしまして…
今回の記事では EasyBlocks DDN1 Enterpriseをあまり知らないという方に向けて、EasyBlocks DDN1 Enterpriseについて私(瀬口)と倉持さんで紹介していきます!

EasyBlocks DDN1 Enterpriseは去年の12月に発売された新製品ですね!DDN1のハイエンドモデルとして、ウェビナーでも紹介しましたよね。

その通りです。今回はそのEasyBlocks DDN1 Enterpriseについて、ご紹介していきます。
☟EasyBlocksシリーズのご紹介はコチラ☟

はじめに
まず、EasyBlocks DDN1 Enterpriseで扱える機能について簡単に説明します。
IPアドレスを配布するDHCP、名前解決をするDNS、時刻同期をするNTPの3つのサーバー機能を搭載しており、それぞれネットワーク構築に必要な機能を備えています。また、冗長化機能やタグVLAN機能といったその他機能も充実しております。
各種サーバー機能

DHCP・DNS・NTPのサーバー機能を利用することができます。
以前紹介したEasyBlocks DDN1と同様に、IPアドレス配布・名前解決・時刻同期ができます。
☟各種サーバー機能の詳細な説明はコチラの記事から☟

EasyBlocks DDN1 Enterpriseの機能

ここからはEasyBlocks DDN1 Enterpriseの機能についてご紹介します。

EasyBlocks DDN1の上位モデルです。
Active/Standby構成の冗長化が可能であり、稼働機にトラブルが発生すると待機機が代わりに各種サービスを提供します。DDN1より全体的に性能が向上しており、適応可能規模は10倍程度多くなっています。そのため、学校や医療機関・複数拠点のある中小企業・商業施設などの規模の大きいネットワーク構築に最適なアプライアンスサーバーとなっております。
各サーバー機能の性能指標

※1 それぞれ、1ノード・1アプリケーションで動作した場合の測定。
※2 数値は目安であり、構成・使用条件によって異なります。
※3 ソフトウェア疑似試験による測定。※4 自身が保持しているゾーン・レコードに対する問い合わせ。
各サーバー機能の詳細
● DCHPサーバー
・IP/MACアドレスによる、固定割り当て/動的割り当て
・IP/MACアドレスによる、動的割り当て禁止
・リース状況の表示
・割り当て前Pingチェックの設定
・複数サブネットに対応したDHCPサーバーとして利用可能
・サブネット情報設定
・ARPスキャンによる固定割り当て等用のホスト登録
・ポリシー管理機能 (DHCPリレーエージェント情報オプション)
● DNSサーバー
・自社ドメイン用の外部DNSサーバー、社内クライアント用の内部DNSサーバー等に利用可能
・上位DNSへのフォワード、再帰問い合わせ実行などの動作設定
・アクセス制御(クエリー送信元、再帰クエリー送信元、キャッシュアクセス)
・ゾーンの作成(プライマリ、セカンダリ、フォワード)
・ゾーン内のレコード編集
・キャッシュ/コンテンツの用途に応じた設定切替え
・IPv6アドレスの設定に対応
● NTPサーバー
・指定した上位NTPサーバー、または本体のRTC時刻を配信するNTPサーバーとして利用可能
・複数の上位NTPサーバーの設定
・IPv6アドレスの設定に対応
冗長化機能

Active/Standby構成の冗長化に対応しています。
稼働機(Active)と待機機(Standby)の2つがあり、平常時には稼働機から各種サーバー機能のサービスを提供します。稼働機にトラブルが発生すると、待機機が代わりにサービス提供する構成となっています。
トラブルの発生を検知する方法はさまざまですが、主に3つ挙げられます。
・使用インターフェースのリンクダウン
・使用中のメインサービス(DHCP,DNS等)のプロセスダウン
・メインストレージの破損
平常時には、稼働機のDHCP・DNS・NTP設定等が待機機に同期されます。
※ログは同期されません。
タグVLAN機能

タグVLAN機能へ対応し、これまでのEthernetポート数=セグメント数といった制限がなくなり、より柔軟な各種サーバー機能の設定が可能になりました。

DDN1でも扱えた機能に加えて、Active/Standbyの冗長化も使えるんですね!

そうですね。DDN1 Enterpriseは 冗長化によるトラブル対策ができますので、IPアドレスの配布や名前解決といったネットワーク構築には欠かせない機能を守ることができます。
最後に
EasyBlocks DDN1 Enterpriseについてまとめますと…
● 大規模環境でもサービス提供が可能なDDN1のハイエンドモデル。
● 冗長化対応でトラブルが発生しても、サービスを継続して利用できる。
● タグVLANにより、セグメントごとに各種サーバー機能を利用できる。
今回は、 EasyBlocks DDN1 Enterpriseについて簡単に紹介しました。「新製品のEasyBlocks DDN1 Enterpriseがどんなものか簡単に知りたい!」という方のご参考になれば幸いです。
