使ってたSyslogソフトが終了・・・?リプレイス時、3つのポイントを解説

みなさん、こんにちは。
ぷらっとホーム営業部の清水です。

「既存システムのSyslogソフトの契約が切れるのでリプレイスを検討している」
「長年使っていたSyslogソフトがサポート終了してしまった」
「Syslogの代替製品を探しているが、どれが良いのかわからない」

最近、こうしたご相談をいただく機会が増えています。

本記事では、Syslogサーバーアプライアンスのメーカーとして、アプライアンス型Syslogサーバーへのリプレイスのメリットと、導入時に見落としがちなポイントについてご紹介します。

自社サーバー運用とアプライアンス型の違いとは?

ポイントを解説する前に、まずは自社でのサーバー運用とアプライアンスサーバーを使用した運用との違いをお話ししたいと思います。

過去、いくつかの記事でもご紹介しておりますので、抜粋してご紹介します。

自社でサーバを構築・運用する場合の課題

1.人に依存しやすい

初期構築を担当した技術者が異動・退職すると、後任が設定内容を把握できず、運用が属人化しがちです。

2.トラブル時の切り分けが困難

不具合が発生した際、ハードウェア・ソフトウェア・設定のどこに問題があるのかを自社で切り分ける必要があり、復旧までに時間がかかることもあります。

3.保守・更新の手間が大きい

OSやミドルウェアのアップデート、障害対応、部品交換など、日常的なメンテナンスに多くの工数がかかります。

アプライアンス型ならではのメリット

1.設定・運用がシンプル

必要なOSやソフトウェアが事前にインストールされているため、簡単な設定ですぐに利用可能。設定変更もGUIベースで直感的に行えます。

2.トラブル時の切り分けを一括対応

ハード・ソフト・設定を含めて弊社で一括サポート。問題の切り分けや復旧対応も迅速に行えます。

3.長期運用に強い

保守契約により、ハード障害時の交換対応やソフトウェアのアップデートもサポート。安定した運用が可能です。

リプレイス時に見落としがちな3つのポイント

1.ログ容量の見積もりが甘い

「とりあえず数ヶ月程度保存できればいい」と考えがちですが、実際にはログの種類や頻度によって必要容量は大きく変わります。

保存期間・保存件数を実態にあわせて設計することが重要です。

最近は、業界ごとのガイドラインにログの推奨保存期間が、半年~1年間と明記されるケースが増えています。実環境に検証機を設置し、一定期間ログの収集を行い、必要となるストレージ容量を計測することを推奨しています。

2.他システムとの連携を考慮していない

Syslogは単体で完結するものではなく、監視システムとの連携も重要です。

弊社のSyslogサーバーアプライアンスは、「Zabbixへのログ転送機能」が標準搭載されているので、SyslogサーバーアプライアンスとZabbixを連携することで、ログの重要度・内容をトリガーにしたアラート通知や、障害の早期検知が可能になります。

3.設置場所や運用負荷のイメージができていない

アプライアンス型は物理的な設置が必要です。

サイズ感・電源・空調などの設置性に加え、誰がログを確認するのか、どう保守するのかといった運用面も含めて検討が必要です。

まとめ

Syslogソフトのサポート終了や契約満了をきっかけに、ログ管理環境の見直しを検討される企業が増えています。

自社サーバでの運用は柔軟性がある一方で、属人化やトラブル対応の負荷が大きくなりがちです。

一方、アプライアンス型Syslogサーバーは、設定の簡便さやトラブル時の一括サポート、長期運用のしやすさといった点で、運用負荷を大幅に軽減できます。

また、Zabbixとの連携機能を活用することで、ログを活かした高度な監視体制の構築も可能です。

リプレイスを機に、「今の運用をそのまま引き継ぐ」ではなく、「より効率的で安心できる環境にアップデートする」という視点で、ぜひご検討ください。

なお、Syslogサーバーアプライアンスは、以下のイベントでもご紹介予定です。実機展示やデモも行いますので、ぜひご来場ください。

【6/11-13@幕張メッセ】「Interop Tokyo 2025 Zabbixブース」に出展 | ぷらっとホーム株式会社
【6/11-13@インテックス大阪】「第8回 EDIX 大阪」に出展 | ぷらっとホーム株式会社
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