この記事では、ログ保存をしておきたい方の環境から
最適な EasyBlocks Syslog を選ぶ方法をわかりやすく紹介していきます!
EasyBlocks Syslog シリーズを選ぶ際に…
1ヵ月に保存できる容量に決まりはあるのだろうか…
ログをどのくらいの期間貯められるだろう…
と悩んでしまうでしょう。EasyBlocks Syslog がログを保存する際の機能として、
「ひと月あたりのログ保存量はSSD総容量の 20%以下で利用する」
「SSD容量の使用率が 80%を超えている場合、
最も古いテーブル(月次ログ)を自動的に削除する」
といった点があります。これは最適な EasyBlocks Syslog を選ぶための重要な目安となります。
Syslogサーバーのサイジングについて、2記事を追加しました。ぜひこちらもご参考ください。
・ログの件数やバイト数に基づく試算を詳しく知りたい方向け
どのストレージを選べばいい?EasyBlocks Syslogシリーズ&Network Reporterの選定方法
・自社環境で実際にサイジングを行ってみた記事はこちら
【実践編】自社環境でSyslogサーバーのサイジングしてみた
はじめに
今回は EasyBlocks Syslog シリーズである
EasyBlocks Syslog HX 2T, 1T
EasyBlocks Syslog 480G, 240G, 120G
から選定していきます。ファームウェアはバージョン1.1.7です。
選定の方法として、現在利用している環境で想定てされるひと月あたりのログ保存量とひと月あたりのログ保存容量の目安を照らし合わせて、自身のログ保存量に適した EasyBlocks Syslog を選び出します。また、1週間分のログ保存量から試算した1ヵ月分のログ保存量でも選定は可能です。
もしもログが測定できない場合は、EasyBlocks Syslog のぷらっとホーム公式ページから
評価機を2週間貸出しているため、ぜひチェックしてみてください。
EasyBlocks Syslogの選定
目安表
EasyBlocks Syslog のSSD容量から選定するための目安となる表です。
SSD容量
・EasyBlocks Syslog に搭載されているSSDの総容量です。
しきい値
・SSD容量から 80%を試算した容量です。
・この容量を超えると、最も古いテーブルが自動で削除されます。
月次保存容量
・ひと月あたりにログを保存できる容量です。(SSD容量の 20%)
・この容量を超えたログも保存されますが、SSDの負荷を考慮すると非推奨です。
試算表
EasyBlocks Syslog のSSD容量から一定期間ログを保持するための月次容量を試算した表です。
半年間ログを保持するための月次容量
・半年間ログを保持する際、ひと月あたりに保存できる容量です。
・この容量以上だと、半年以内にしきい値に達します。
1年間ログを保持するための月次容量
・1年間ログを保持する際、ひと月あたりに保存できる容量です。
・この容量以上だと、1年以内にしきい値に達します。
ひと月あたりのログ保存量が 100GBの場合
ひと月あたりのログ保存量が 100GBであれば、月次保存容量が 100GB以上ある
EasyBlocks Syslog HX 2T, 1T が適しています。
また、1年間ログを保存する場合には、しきい値が1.2TB以上必要なため
EasyBlocks Syslog HX 2T が適しています。
1週間あたりのログ保存量が 10GBの場合
1週間あたりのログ保存量が 10GBであれば、1ヵ月には 40GBのログを保存していることになります。この場合は月次保存容量が 40GB以上ある
EasyBlocks Syslog 480G, 240G が適しています。
また、1年間ログを保存する場合には、しきい値が 480GB以上必要なため
EasyBlocks Syslog HX 2T,1T が適しています。
最後に
今回は、最適な EasyBlocks Syslog を簡単に選定する方法について紹介しました。
「EasyBlocks Syslog を導入しようか迷っている」方の参考になれば幸いです。
また、EasyBlocks Syslog のバックアップ機能を利用することで、しきい値を気にすることなくログを保存することが出来ます。
☟EasyBlocksSyslogのバックアップ機能については、コチラの記事で紹介しています☟
本文には記載しておりませんが、EasyBlocks Network Reporter でも同様な方法で選定することができます。ファームウェアはバージョン1.0.4です。