気づけば2025年も半分が終わってしまいました。。。早い。
半年にちなんで何か提供できる情報はないかなと考えていましたが、今年前半(1月〜6月)にいただいたEasyBlocks製品の問い合わせを集計していたので、こちらをランキング形式でお伝えしたいと思います!
見積もり依頼や納期確認、機能についての質問などを含むベースの集計です。
現場でどんなニーズが増えているのか、なんとなく見えてくるかも…?
問い合わせ内容についても触れていますので、ネットワーク機器の選定・構築に携わる方々の参考になれば幸いです。
ランキング発表
🥉 第3位:DDNシリーズ(DHCP / DNS / NTP)

小・中学学校や、高校など、端末が数百以上あるネットワークにて「名前解決やIP払い出しがうまくいかない…」という現場の課題が増えているようです。
🔍 特に多かった声:
- DNSの応答が遅くて授業に支障が出ている
→ DNSキャッシュサーバーを別立てして、ルーターの負荷を軽減する構成へ。 - IPアドレスが競合してネットワークトラブルが多発している
→ DHCPの分離・専用機化でトラブルの切り分けをしやすく。 - NTPの時刻ズレでログや認証に影響が出ている
→ 「ちゃんとしたNTPサーバーを用意したい」という声も安定して多かったです。
“地味だけど効くやつ”という印象が強いDDNシリーズ。
とくにGIGAスクール案件のネットワーク更改に関する相談が目立ちました。
🥈 第2位:監視シリーズ

「いつの間にか障害が起きてて、利用者からの指摘で気づいた…」死活監視やSNMP Trapの受信に特化したこのシリーズへの問い合わせも、かなり多くいただきました。
🔍 特に多かった声:
- pingやポート監視だけサクッと始めたい
→ インストール作業も設計も不要。箱置いてLAN繋げばすぐに監視開始できるお手軽さ。 - 小規模拠点や別ラックで“ローカル監視”をしたい
→ 通信断などで本社側の監視に頼れない時も、最低限の気づきが得られる体制を作れます。 - 監視の“入口”をシンプルにしたい
→ 通知トリガーの役割を集約したいというネットワークインテグレーターからの声も多数。
「大規模な監視までは要らない。でも、ゼロは不安。」
そんなニーズにちょうどいい立ち位置だったのかもしれません。
🥇 第1位:Syslogシリーズ

セキュリティ対策は「とりあえずやる」から「ちゃんと証跡を残す」フェーズへ。
そんな空気感がリアルに反映されたのがこの結果です。
🔍 特に多かった声:
- UTMやファイアーウォールのログを長期間保存したい
→ クラウド保存に不安がある。けどストレージやRAIDを自前で組むのも手間…という方にぴったり。 - 医療・自治体・教育系でガイドライン準拠したい
→ 「万が一に備えてログの証跡をちゃんと残したい」と、構築側からのご相談も増えています。 - ログの改ざん防止・保存先の分離
→ メインの機器とは分けて、Syslog専用で置きたいというニーズが定着しつつあります。
問合せ全体の42.6%がSyslog関連ということで、改めてログの重要性が再認識されていることがうかがえます。
シリーズ別 問い合わせ件数の比率
円グラフで見ると、こんな感じです。

Syslogが全体の4割超と圧倒的ですが、監視・DDN・DHCPといった“運用管理まわり”の製品群に多くの関心が寄せられているのが印象的です。
VPNは構築案件に限定されるため数は少ないですが、「新規拠点用に最小構成でVPNを組みたい」という声もちらほら見られました。
まとめ
2025年上半期は、「証跡」「可視化」「安定化」という3つのキーワードが浮かび上がった半年でした。
- ログをちゃんと残したい(Syslog)
- 異常にすぐ気づきたい(監視)
- ネットワークを安定させたい(DDN・DHCP)
特別な機能よりも、シンプルで安心できる運用体制を求める傾向が強まってきた印象です。
「うちのお客さんでもコレを入れておいた方がいいのかも・・・」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!