こんにちは、営業技術の五十嵐です。
普段のブログでは技術の内容が多い私ですが、
今回は自分自身について少し書いてみようと思います。
というのも、気づいたらぷらっとホームに入社して15年が経っていました。
せっかくの節目なので、ここで一度「ぷらっとホームでの15年」をゆるっと振り返ってみようと思います。
五十嵐、入社(2010年)
1993年の会社設立から17年後の2010年9月1日、カスタマーケア課(サポート部門)に入社。
とても貴重な2011年の写真がこちら。一番左が私です。若い。

当時はまだサーバー/ストレージ事業が主力で、私は販売後のサポートが中心業務でした。
修理、オンサイト対応、設置、そして電話やメールでの問い合わせ対応などの日々。
※ちなみに今では電話サポート自体が廃止されています。時代の流れを感じますね。
思い返すと、サポート担当時代の話だけで連載ができそうなくらい、色々なエピソードがあります。
とある出張先でマザーボード交換までは無事に終わったものの、データ復旧担当が別会社で作業待機が延々続き、結局新幹線の終電を逃して現地泊になったことも…。
「現場ならでは」の思い出を挙げればキリがありません。

ちなみに私が入社したとき、ぷらっとホームは秋葉原のダイビルに入居していました。
ダイビルの時の写真が、こちらです。
※これがちょっと特殊?で、「秋葉原クロスフィールド産学連携機能フロア入居者として入居しています。ASCII.JPサイトに当時の記事がありましたので興味ある方はぜひ。
そしてこの頃、会社としても2つの転換期を迎えていました。
サーバー/ストレージ中心の事業から、自社開発のマイクロサーバーへと舵を切るタイミング。

2009年リリースの OpenBlocks 600 以降、OpenBlocks や EasyBlocks など自社製品を中心としたビジネスにシフトしていった記憶があります。
そしてもうひとつの節目が、2010年10月の Debian版製品のリリース。
それまで自社独自のLinuxディストリビューション「SSD/Linux(Sotokanda Software Distribution)」を使っていたのを、初めてDebianベースに切り替えたタイミングでした。
その瞬間に立ち会えたのは、今でも印象に残っています。
IoT事業へのシフト(2016年)
ぷらっとホームがIoT分野に大きく舵を切り始めた時期です。
ブロックチェーン技術についての開発・研究を開始したのも同時期です。
そんな中私は、2016年8月に営業技術的な役割を担う新設部署へ異動。
これまでの「型番で売る」スタイルから、クラウドやセンサーを組み合わせて「提案する」スタイルへ。
とはいえ、当時の自分は不安だらけ。

「IoTって何?センサー?ビーコン?クラウド?」という状態で、右も左も分からず。
提案書の書き方も分からない、構成図も描けない、顧客にどう説明すればいいのかも手探り。
売り方を考えたり、パートナー会社と関係を築いたり、営業同行をしたり、未知の世界ばかり。
新製品のプロダクト担当という新しい経験もして、今では多くの糧になっていると思います。
新製品責任者としての挑戦(2019年)
そんな中で迎えた2019年、初めて新製品の責任者を任され、
まさに一つの製品をゼロから世に出すという工程を一通り経験しました。
これがまた、当時の自分にとってはかなりの挑戦でした。

「どんな機能を実装するか?」「実際にどんなシーンで使われる製品にするか?」といった仕様検討、
ソフトウェアパートナーとの調整、販売を担うSIerとのパートナー体制構築、そして売り方・見せ方の検討まで。
そこで身に染みてわかったのは、企業は「作る」だけでも「売る」だけでもダメだということです。
開発・販売・マーケティングがそれぞれどう噛み合って動くのか、
そして社内外の人を巻き込みながら一つの方向へ進める難易度の高さを知りました。
これまでとこれから。(2025年〜)
そして2025年、現在。
セールスチームの再編が行われ、フィールド・インサイド・マーケティングの三方向から色々な物事にアプローチすることができるようになりました。
2019年に実際に肌で感じた実体験を受け、製品マーケティングも発足。チームごとにより柔軟な連携が期待されます。

私は「営業技術グループ」のグループリーダーになり、引き続き営業技術や製品企画も担当。
これまでの経験を今後の製品企画に存分に活かしていきたいと思っています。
2010年9月に29歳で入社して、気づけば15年。今は44歳。
会社の変化もそうですが、プライベートでも、結婚・子育て・引っ越しと、環境がいくつも変わりました。
改めて思うのは、「15年なんて本当にあっという間」だということ。時間は有限ですね。
なんだか、長いお気持ち表明のような記事になってしまいましたが、
事実、新しい風が社内に入ってきているのを感じるし、これから会社がどう変わっていくのか、みなさんと一緒に楽しみたいと思います。