みなさん、こんにちは。インサイドセールスを担当している小林です。
前回のブログからあっという間に4ヶ月がたちました。
前回は営業技術の五十嵐さんの代役として登場しましたが、今後はレギュラーメンバーとして月1回更新していくことになりました。改めてよろしくお願いします。
さて、いざ記事を書こうと思ったもののネタに悩んでいたところ、他のメンバーのブログで「ぷらっとホーム製品の貸出」についての話題がいくつか出ていたため、今回は私も「貸出」に関係する話をまとめてみることにしました。
私自身、日常的に貸出依頼の対応をしていることもあり、業務の振り返りとしても良いタイミングだと感じています。
はじめに
今回は、
2023年4月〜2025年9月の1年半で、
EasyBlocksシリーズのどのモデルがどれくらい貸し出されたのか
を実際の数字に基づいて紹介します。
EasyBlocksシリーズ製品の貸出内訳
貸出台数の総数は224件で、内訳は以下のような割合でした。

集計期間:2023年4月〜2025年9月
Syslog が貸出1位となった理由
貸出全体224件のうち 72件がSyslog と最も多く、全体の約3割を占めています。
Syslog が特に選ばれる背景は以下の点が考えられます。
- syslogサーバー新規導入時に、実際にどれくらいのログ量が発生するか分からないため容量選定の判断材料として貸出を希望されるケースが多い
- “想定しているログが問題なく取得できるか” を実機で確認したいニーズが強い
- Syslogのお問い合わせ自体が多い

特に「ログ量の見極め」は導入前の最大の懸念事項であり、検証目的の貸出に直結していると感じています。
DDN1 が貸出2位となった理由
DDN1(31件)は貸出数ランキング第2位。こちらもコンスタントに依頼がありました。
DDN1が選ばれる背景は以下の点が考えられます。
- DHCP・DNS・NTPの3つのサービスを1台でカバーできるオールインワン構成
- 小規模向けモデルとして問い合わせ自体が多い
- ネットワーク管理の“基本機能”の一部を置き換えられる手軽さ

複数サービスを動かしていた汎用サーバーのリプレースで、クラウドサービスを利用するがDNSサーバーのみオンプレで利用したいというようなリプレース用途としても、選ばれやすいモデルでした。
監視シリーズは「代替確認」で貸出が増加
監視シリーズ(監視・リソース監視・リモート監視管理)は合計 67件 と、貸出全体の中でも大きな割合を占めました。
なかでも、貸出依頼が増えている理由として大きいのが、
- 他社監視製品の販売終了に伴い、弊社監視シリーズを代替として利用できるか確認したいケースが増えている
という点です。
さらに、
- 現行環境との互換性・機能差の確認
- 監視対象数に応じた性能チェック
- 実運用に近いアラート・表示設定の検証
など、導入前に実際に触って確認したいポイントが多い分野でもあります。
DHCP AS と DDN1 Enterprise は「冗長構成」の確認が中心
貸出数としては、DHCP ASが9件、DDN1 Enterpriseが5件と、まだ少なめです。
これは どちらも比較的新しいモデル であることが要因としてありますが、特徴としては共通して、
- Active-Standby の冗長構成に対応している
- 冗長機能の動作確認を目的とした貸出が中心
という傾向があります。
特に止められないシステムを扱う企業では、冗長構成は必須であり、
「本番切替前に実際に切り替わり動作を確認したい」という要望から貸出依頼につながっています。

今後は、冗長対応モデルの需要がさらに高まることが予想され、これらのモデルの貸出割合も増えていくのではないか と感じています。
まとめ
1年半の貸出データを振り返ることで、製品ごとの利用目的や市場の動きが見えてきました。
・Syslog はログ量の判断・取得可否確認のため貸出が圧倒的に多い
・DDN1 は“3サービス搭載 + 小規模向け” の扱いやすさが評価され貸出2位
・監視シリーズは他社製品の販売終了に伴う代替検証で依頼増
・DHCP AS・DDN1 Enterprise は冗長構成需要により今後増加が見込まれる
というのがこの期間の特徴的な傾向でした。
今後も、月1回の更新の中で業務の気づきやデータを交えながら発信していければと思います。
引き続きよろしくお願いします!

