この記事では、2024年上半期までにリリースされたEasyBlocksシリーズのアップデート情報について紹介していきます。
2024年度も半分過ぎた現在、EasyBlocksシリーズは様々な機能を持ったソフトウェアアップデートや多くの新製品がリリースされました。これまで最新アップデート情報は、ウェビナーでご紹介していましたので、ウェビナーに参加していない方だとあまり把握していないかと思われます。
そこで今回は
ウェビナーでご紹介した2024年上半期のEasyBlocks最新アップデート情報をまとめていきます!
新製品
2023年から2024年9月までにリリースされた新製品は以下の通りです。
EasyBlocks 監視:2023年10月12日発表
サーバー・ネットワーク機器の死活監視に特化した監視アプライアンス
EasyBlocks リモート監視管理:2023年11月30日発表
モバイル通信対応でリモートアクセス可能な監視アプライアンス
EasyBlocks Syslog ProLine:2024年01月24日発表
大規模システム向けSyslogサーバー
ストレージ4TB~最大66TBまでカスタマイズ可能
EasyBlocks リソース監視:2024年07月12日発表
サーバー・ネットワーク機器の死活監視やリソース監視に特化した監視アプライアンス
EasyBlocks DHCP AS 5000/2500:2024年08月22日発表
Active-Standby型の冗長化に対応
安定したIPアドレス払い出しを実現するDHCPサーバーアプライアンス
ソフトウェアアップデート
2023年から2024年9月までにアップデート内容について紹介していきます。
アップデート内容一覧
今回紹介するアップデート内容の一覧表は以下の通りです。
EasyBlocks 全体のアップデート
EasyBlocksシリーズ全体のアップデート内容となります。
● UPS対応
■ UPSに標準対応し、停電発生時の安全なシャットダウンに対応
シュナイダーエレックトリック社製品APC RSシリーズおよびSmatUPSシリーズに対応
● Web UIのHTTPS対応
■ Web UIへのアクセス対応HTTPS対応
通信内容が暗号化され、第三者によるデータの盗聴や改ざんのリスクが大幅に低減。
ユーザーはより安全で信頼性の高い接続を利用でき、Web UIのセキュリティと信頼性が向上。
● サービス毎のフィルタ機能
■ Ethernetポートごと・サービスごとに通信フィルタの制御が可能
例: DHCPサービスはEthernetポート0・1のみ開放、NTP配布はポート1のみ開放するなど。
EasyBlocks Syslogシリーズのアップデート
ここからは EasyBlocks Syslogシリーズ(EasyBlocks Network Reporterも含む)のアップデート内容となります。
● Syslog転送機能強化
■ Syslog over TLS対応
TLSプロトコルを使用して、他のSyslogサーバー(例えばクラウド上のSyslogサーバーやSOCサービス等)へセキュアにログ転送が可能。
■ メッセージプレフィックス対応
Syslogのメッセージへプレフィックスを付与する。複数拠点からSOC等へSyslog転送する際、送信元識別等で活用可能。
● NTPサーバー機能を追加
■ NTPサーバー機能を追加
直接NTPサーバーへアクセスできない各クライアントへの正確な時刻配信、ログの保存が可能になります。
● Web UI閲覧ユーザー追加
■ Web UIの閲覧権限のみを付与したユーザーの追加に対応
複数ユーザーでWeb UIへのアクセスはするが、設定変更はやらせたくない、ログの閲覧だけをさせたいといった運用が可能。
● 当月テーブルの自動バックアップ送信機能
■ 指定のFTPサーバーへ当月テーブル(ログのDBファイル)を毎日バックアップ送信。
● Zabbixへのログ転送機能
■ Zabbixとの連携機能により、ログ監視が可能。
● Zabbix連携機能の強化
■ Zabbixトラッパー連携機能に以下の制御処理を追加
メッセージの重複制御機能
未送信データの有効期限制御機能を追加
メッセージのブラックリスト機能
送信プレフィックス設定機能
■ Zabbixサーバーへの統計情報送信機能を追加
● IETF-Syslog受信及び転送に対応
■ IETF-Syslog(RFC 5424)形式のSyslog受信に対応
■ IETF-Syslog転送機能(TCP/OverTLS)に対応
受信時にタイムゾーンが含まれるログが考慮され、適切にデータベースへ格納される。これにより、異なるタイムゾーンのログも一元管理可能。
Structured-dataフィールドを使うことで、クラウドサービスとの連携時に認証情報やアプリケーション固有のデータをSyslogメッセージに含めることができ、セキュリティと柔軟性を確保したログ転送が可能。
● Web UI IPアドレスフィルタ機能
■ Web UIへのアクセスを許可するIPアドレス、または拒否するIPアドレスを設定可能
● FortiGate 60F/80Fのレポートに対応 ※EasyBlocks Network Reporterのみ
■ UTM製品FortiGate 60F/80Fのレポートに対応
● ルーター制御機能 ※EasyBlocks Network Reporterのみ
■ Network ReporterのWeb UI上から登録したRTXルーターのSyslog転送モードのログレベル(DEBUG/NOTICE/INFO)の変更が可能。
● 特定日レポートメール再送機能 ※EasyBlocks Network Reporterのみ
■ 特定日のレポートメールをWeb UI上から再送できる機能
最大180日前まで遡って送信することが可能。
EasyBlocks 監視シリーズのアップデート
ここからは EasyBlocks 監視シリーズのアップデート内容となります。
● Web UI IPアドレスフィルタ機能
■ Web UIへのアクセスを許可するIPアドレス、または拒否するIPアドレスを設定可能。
● SNMPエージェント機能
■ SNMPエージェント機能に対応
他の機器管理ソフト等からもEasyBlocks 監視本体のストレージ使用量、メモリ使用量、CPU負荷率などの情報取得が可能。
● ユーザー定義通知の対応
■ 監視結果の通知手段をユーザーの定義するスクリプトで自由な設定が可能
例:機器に異常が起きた際に、SSHコマンドを実行してパトライトを光らせる など
● 再通知間隔を自由に設定
■ 正常ではない状態が一定時間継続した場合、再通知を行う時間間隔を自由に設定可能。
適切なタイミングでアラートを受け取ることが可能。
EasyBlocks DHCPシリーズのアップデート
ここからは EasyBlocks DHCPのアップデート内容となります。
● SNMPエージェント機能
■ SNMPエージェント機能に対応
他の機器管理ソフト等からもEasyBlocks 監視本体のストレージ使用量、メモリ使用量、CPU負荷率などの情報取得が可能。
最後に
今回で、2024年上半期にリリースされたEasyBlocksシリーズのアップデート情報について紹介しました。「どんなアップデートが来ていたのかまとめて知りたい!」という方のご参考になれば幸いです。
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