みなさん、こんにちは。技術系の記事を担当しています瀬口です。
今回はぷらっとホームから提供しているOpenBlocksシリーズのハードウェア仕様について、それぞれスペックや搭載しているインターフェイスなどの比較をしながらご紹介します。
OpenBlocksシリーズを検討している方やぷらっとホーム製品を日頃ご利用いただいている方にも、OpenBlocksシリーズのハードウェアがどのような仕様となっているのか比べて見ていただける内容です。
OpenBlocksのハードウェア
比較対象となるOpenBlocksシリーズは、以下の3種類です。
・OpenBlocks IX9:幅広い用途に対応できる汎用モデル。
・OpenBlocks A16:コンパクトでコストパフォーマンスに優れたモデル。
・OpenBlocks HX1:高負荷用途にも対応できるハイエンドモデル。



ハードウェア仕様
まず、それぞれのハードウェア仕様についてご紹介します。
OpenBlocks IX9
対応モデル:Debian 10,11,12、FW5、Windows 10 IoT
OpenBlocks IX9は、OpenBlocksシリーズの中でも汎用性に優れたモデルです。ラインナップはDebian、FW5、Windows 10 IoTと幅広く、用途に応じた選択が可能です。なお、ライナップごとに内蔵ストレージが異なりますが、Debianモデルの場合は、オプションからSSD128GB~2TBを搭載可能です。

*1 : サポートするバスパワーは2ポートの合計が1.5A以下です。
*2 : DVI出力やHDMI出力を行う場合にはアクティブタイプの変換アダプタが必用となります。
外部・内部インターフェイスは以下のような配置です。

① Ethernet 10/100/1000BASE-T x 4
② USB 3.0 type-A x 2
③ MicroUSB type-B x 1
④ RS-232C RJ-45 x 2
⑤ Display Mini DisplayPort x 1

⑥ M.2 Type 2280,key M用スロット
⑦ M.2 Type 2280,key B用スロット
オプションとして、SSDパッケージ(128GB~2TB)*3やシリアル変換アダプタ(RJ45–DB9メス)をご用意しています。
*3:OpenBlocks IX9 Debianモデルのみ


OpenBlocks A16
対応モデル:Debian 11,12
OpenBlocks A16は、OpenBlocksシリーズの中でもコンパクトでコストパフォーマンスに優れたモデルです。手のひらサイズながら、各種アプリケーションの動作検証や小規模サーバーの構築に適しています。また、SSD120GBモデルの選択も可能です。

外部・内部インターフェイスは以下のような配置です。


① Ethernet 10/100/1000BASE-T x 2 (ETHER-1(左側のポート)のみ PoE対応)
② USB 3.0 type-A x 2
③ MicroUSB type-B x 1
④ RS-232C RJ-45 x 1
⑤ 半二重 3ピンターミナルブロック × 1

⑥ M.2 Type 2280,key M+M用スロット
⑦ MMCスロット
OpenBlocks HX1
対応モデル:Debian12、Windows 11 IoT
OpenBlocks HX1は、OpenBlocksシリーズの中でも優れた処理性能を持つハイエンドモデルです。インターフェイスも豊富なため、ネットワーク機器以外に小型パソコンなどへの利用にも適しています。

外部インターフェイスは以下のような配置です。

① Ethernet 10/100/1000/2500BASE-T x 2
② USB3.2 Gen2 Type-A x 2
③ USB2.0 Type-A x 2
④ D-sub 9pin x 1
⑤ HDMI x 1
⑥ DisplayPort x 1
ハードウェア仕様の比較表
画像はOpenBlocks IX9、A16、HX1のハードウェア仕様の比較表です。(クリックで拡大可能)
比較モデルはそれぞれDebian搭載モデルとなります。
それぞれOpenBlocksを比べますと、IX9はEthernetの搭載数が4つと多く、オプションからストレージを128GBから2TBまで調整が可能です。
A16はある程度の性能を持ちつつ、コンパクトで低価格・低消費電力です。
HX1は単純な性能比であればOpenBlocksの中で優れており、Ethernetは2500BASE-Tに対応しています。

また、OpenBlocks IX9、A16、HX1の筐体サイズは以下のようになります。
左:OpenBlocks IX9、中央:OpenBlocks A16、右:OpenBlocks HX1

まとめ
各OpenBlocksについて再度まとめると…
OpenBlocks IX9:小型サーバーとして高い汎用性を備えている。
OpenBlocks A16:コンパクトかつコストパフォーマンスに優れている。
OpenBlcoks HX1:ハイエンドモデルで高負荷な用途にも対応できる。
OpenBlocksシリーズは3種類ありますが、それぞれスペックや搭載しているインターフェイスなどが異なります。そのため、利用用途に適したモデルはどれになるのかを確認し、選定する必要があります。今回の記事を元に機器選定する際の参考になれば幸いです。
また、OpenBlocksシリーズはお貸出に対応しています。そのため、実際の環境でどのように動作するのかを確認することもできますので、モデルを選定する際にぜひご活用ください。
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