前回から引き続き【製品紹介】第6弾といたしまして…
今回の記事では EasyBlocks DHCP ASをあまり知らないという方に向けて、 EasyBlocks DHCP ASについて私(瀬口)と倉持さんで紹介していきます!
EasyBlocks DCHP ASは今年の9月に発売された新製品ですね!ウェビナーで私たちが紹介した冗長化のできるDHCPアプライアンスですよね。
その通りです!今回はそのウェビナーでもお話したEasyBlocks DHCP ASについて、ご紹介していきます。
☟EasyBlocksシリーズのご紹介はコチラ☟
はじめに
まず、EasyBlocks DHCP ASで扱える冗長化機能について簡単に説明します。
DHCP ASの冗長化構成は、Active/Standby構成となります。
これは稼働機(Active)と待機機(Standby)の2つがあり、平常時には稼働機からDHCPクライアントにIPアドレスを配布します。稼働機にトラブルが発生すると、待機機が代わりにDHCPクライアントにIPアドレスを配布する構成となっています。
トラブルの発生を検知する方法はさまざまですが、主に以下の2種類が挙げられます。
・稼働機のノードやネットワークインターフェイスがダウンした場合
・稼働機のDHCPプロセスがダウンした場合
平常時には、稼働機のDHCP設定とリースファイルが待機機に同期されます。
※ログは同期されません。
稼働機でトラブルが発生しても、待機機がDHCPサービスを引き継ぎますが、これは具体的にどんな利点があると思いますか?
PCやプリンターなどのネットワーク環境下で動いている機器に支障が出ないので、運用や管理が楽になりますね!
そうですね。DHCPサービスを途切れさせることなく、発生したトラブルへの対応や稼働機の修理などができますので、社内システムなどを安定して稼働させることができます!
また、DHCP ASのアップデートやメンテナンスをする際にも、DHCPサービスを止めることなくスムーズに作業を進めることができます。
EasyBlocks DHCP ASの機能
ここからはEasyBlocks DHCP ASの機能についてご紹介します。
EasyBlocks DHCPシリーズの中で冗長化構成を組めるモデルです。
Active/Standby構成の冗長化が可能であり、稼働機にトラブルが発生すると待機機が代わりにIPアドレスを割り当てます。DHCPサーバーの機能はEasyBlocks DHCPと同等になります。ラインナップは2500, 5000の2種類となります。また、EasyBlocks DHCPと同様に教育機関向けのラインナップがあり、5年間サポートサービスが付属しています。
型番(モデル)ごとの指標
基本機能
DHCPアプライアンスとしての基本的な機能です。
● IP/MACアドレスによる、固定割り当て/動的割り当て
・手動入力されたIP/MACアドレスを固定IPアドレスとして割り当てます。
・クライアントのMACアドレスに動的IPアドレスとして割り当てます。
● IP/MACアドレスによる、動的割り当て禁止
・払い出さないIPアドレスを設定し、動的IPアドレスの割り当てを禁止します。
● リース状況の表示
・割り当てているリース(貸出)アドレス数や時間などを表示します。
● 割り当て前Pingチェックの設定
・払い出すIPアドレスが既に割り当ているかのチェック有無を設定できます。
● サーバ時のサブネット情報設定
・サブネットワークの設定ができます。
WebUI搭載
WebUIにより、コマンドやプログラムを必要とせず、ブラウザから簡単に設定できます。
冗長化機能
Active/Standby構成の冗長化により、アクティブ機でトラブルが発生するとスタンバイ機がDHCPサービスを引き継ぎます。
CSVファイルエクスポート/インポート
IPアドレス払い出し先のホスト情報(部署名、使用者名、MACアドレス、固定IPアドレス)をCSVファイルとしてエクスポート/インポートができます。
ログ表示機能
DHCP本体のログを表示、ダウンロードすることができます。
EasyBlocks DHCP ASはお客様からの声を反映して出来た製品なのですが、やはりDHCPサーバーの冗長化はネットワークの安定稼働に、欠かせない要素ですね!
☟IPアドレスの配布する設定方法は、コチラの記事で紹介しています☟
最後に
EasyBlocks DHCP ASについてまとめますと…
● Active/Standby構成の冗長化に対応。
● WebUIから簡単にIPアドレスを払い出せれる。
● DHCP設定やホスト情報の引き継ぎ可能。
今回は、 EasyBlocks DHCP ASについて簡単に紹介しました。「EasyBlocks DHCP ASがどんなものか簡単に知りたい!」という方のご参考になれば幸いです。