
つい最近まで、私は「セールスマーケティング課」に所属していました。
マーケもするし、製品企画もする、いわゆる“なんでも屋”のような立ち位置でした。
それが7月に組織変更がありまして、「事業推進グループ パートナーセールス 兼 製品マーケティング」という新しい部署名に変わりました。
名前が長くなったぶん、「あれ?ちょっとカッコよくなった?」と思われるかもしれませんが、実態としても少しずつ変化がありました。
名目上は「営業とマーケティング、半々の立場で」となっているのですが、実際のところ活動の8割はパートナー営業です。
とはいえ、営業をしているからこそ見えてくる“マーケ的な気づき”も増えてきていて自分の中でもじわじわと、「営業とマーケのあいだにいる感覚」が育ってきましたので、今回はそのお話をしたいと思います。営業職やマーケ職に関わる方々の息抜きになれば幸いです!
市場の変化と、会社の向き合い方の変化
みなさんご存知の通り、最近のIT市場は、単に「製品を売る」だけでは難しくなっています。
昔のように、機能や価格を並べるだけでは、お客様に響かない場面も増えてきました。。
求められているのは、「その製品で、どんな課題が解決できるのか?」という提案。

つまり、製品スペックだけではなく、
“現場の困りごと”にフィットした価値の届け方が重要になってきているのです。
社内でもその方向性は強く意識されていて、製品の見直しや、新たな機能提案など、
「お客様のリアルに応えるための動き」が活発になっています。
少し宣伝となってしまいますが、今年6月にリリースしたEasyBlocks Syslog Reporter
この製品も、まさに“現場の声”からスタートしたアプライアンスです。
そんなお客様の声をベースに、「ログを“取る”だけでなく、“使えるカタチ”にして提供する」ことを目指して開発しました。
※ちなみに、7/30にウェビナーも開催予定です。興味ある方はぜひご参加ください!

製品に活かせる“現場の気づき”が増えた
営業活動の中で、「あれ?ここってもっとこうできたら便利じゃない?」というちょっとした違和感に出会うことが増えました。
- お客様が説明会で聞きたがる意外なポイント
- デモ環境で必ずつまずく共通項目
- 資料は揃っているのに採用や導入に至らない
こういったモヤモヤって、製品開発や改善のヒントになるんですよね。
一見すると小さなノイズでも、何人ものお客様が同じ場所でひっかかるなら、それは“仕様”じゃなくて“課題”なんだと気づくこともあります。

以前はマーケ視点で「どう伝えるか」に注力していた私ですが、
今は営業の立場として、「どこでお客様が止まるか」「なぜ比較で負けるのか」を肌で感じるようになりました。
それが、製品や資料を使う側に寄せるためのヒントになっていると思います。
パートナー営業だからこそ、見えてきたこと
以前はマーケ寄りの立場で「どうやって伝えるか」に注力していましたが、
営業現場に出るようになって、あらためて伝わってない部分の多さに気づくようになりました。
たとえば、
- カタログでは伝えきれないちょっとした便利ポイント
- お客様社内での説明のし辛さや調整の苦労
- 導入までの小さなハードルの多さ

こうした細かな現場の空気感って、実際に営業の立場で話をしないと見えてこないんですよね。
逆に、マーケティングの経験があることで「どう伝えるとわかりやすいか?」という視点も自然と働きます。
マーケと営業を行き来する視点は、思った以上に強い武器になると実感しています。
おわりに
今回の組織変更で「パートナーセールス兼製品マーケティング」という肩書になり、
営業とマーケティング、どちらの視点も意識するようになりました。
どっちつかずにならないように…と最初は少し不安もありましたが、
今ではむしろ、両方の視点を持てること自体が強みなんじゃないかと感じています。
営業として、現場の声を拾いながら
マーケとして、より伝わるかたちに落とし込んでいく。
そんなサイクルをこれからも意識しながら、よりよい製品と価値を届けていけたらと思います。
EasyBlocksシリーズも引き続き進化していきますので、今後にご期待ください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!