この記事では、VPN機能を利用する規模に応じた
PacketiX VPNの法人様向けエディションを選ぶ方法をわかりやすく紹介していきます!
PacketiX VPN を選ぶ際に…
うちの会社はどのエディションが当てはまるのかな…
PacketiX VPNを導入したいけど、機能に違いがあるのか心配…
と悩んでしまうでしょう。PacketiX VPN のエディションの違いとして、
「クライアントや拠点の同時接続数が異なっている」
「機能やユーザー数に制限が掛かっている」
といった点があります。これは最適なエディションを選ぶための重要な目安となります。
はじめに
PacketiX VPNには全5種類の製品エディションがあります。
その中でも法人様向け製品エディションとして販売している
Standard Edition
Professional Edition
Enterprise Edition
以上の3種類から選定していきます。
選定方法として、現在利用(想定)している環境と同時接続可能なクライアント数、カスケード数を照らし合わせ、機能やユーザー数の制限の有無でエディションを選び出します。
☟PacketiX VPNの概要や設定方法については、コチラの記事で紹介しています☟
PacketiX VPN 法人様向けエディションの選定
Standard Edition
まず、小規模企業向けとなる Standard Editionです。
同時接続クライアント数:30個まで
同時接続カスケード数 :1つまで
機能制限 :あり(Radius 認証機能, NT ドメイン認証機能,
syslog 転送機能, 認証ユーザー数:30 個まで等)
Standard Editionは法人様向けエディションの中で一番コンパクトで出来ることが限られています。機能制限の詳細は下記URLからご閲覧ください。
このエディションよりも「同時接続数を増やしたい」若しくは「機能制限を解除したい」場合には、以降のエディションを選ぶことを推奨します。
Professional Edition
中規模企業向けとなる Professional Editionです
同時接続クライアント数:100個まで
同時接続カスケード数 :3つまで
機能制限 :なし
Standard Editionよりも同時接続数が増え、制限されていた機能が利用可能になります。
また、認証ユーザー数は無制限になります。
Enterprise Edition
大規模企業向けとなる Enterprise Editionです。
同時接続クライアント数:300個まで
同時接続カスケード数 :9つまで
機能制限 :なし
Professional Editionよりも同時接続数がクライアント、カスケード共に大幅に増えています。
まとめ
ご紹介した3種類のエディションがそれぞれどのような方に適しているのかまとめますと…
・利用者が30名以下且つ最低限のVPN機能で十分な場合には
Standard Edition
・利用者が31名以上で同時接続人数が100名以下もしくは全ての機能を利用したい場合には
Professional Edition
・同時接続人数が300名以下で多数の拠点を接続したい場合には
Enterprise Edition
最後に
今回は、最適な PacketiX VPNを簡単に選定する方法について紹介しました。自分の環境に合っているPacketiX VPNを選ぼうとしている方のご参考になれば幸いです。