はじめに
みなさんこんにちは、ぷらっとホーム営業部の清水です。
リリースから約10年となる「OpenBlocks IoTシリーズ」の歴史part2になります。
今回も、販売開始当時の背景を、営業目線で振り返ってみたいと思います。
part1では2015年までの歴史を振り返りました。
part2では、2016年から2020年までの歴史を振り返りたいと思います。
<過去の歴史シリーズはこちらから>
■OpenBlocksの歴史シリーズ
■EasyBlocksの歴史シリーズ
OpenBlocks IoTの進化をさかのぼる
2016年10月「OpenBlocks IoT VX1」を発表
「OpenBlocks IoT EX1」の販売から1年半後、「OpenBlocks IoT VX1」が発表されました。
EX1からはCPU性能が大幅に向上し、機械学習や分散処理への活用を想定した製品でした。
残念ながら、翌年、Ethernetポートが2ポートとなった「OpenBlocks IoT VX2」がリリースされたこともあり、販売期間はあまり長くない製品でしたが、耐環境性能:-20℃~+60℃となったことで、屋外や工場といった高温・低温の環境下を想定される案件が増えた記憶があります。
<OpenBlocks VX1 活用事例>
■工場設備の稼働率をIoTで可視化 — 東洋ドライルーブ株式会社
https://www.plathome.co.jp/case/case-factory/18018_drilube
リリース直後にはIoT黎明期ということもあり、IoTNEWS様が社長にインタビューもしてくれました。
https://iotnews.jp/core-technology/40162
2017年12月「OpenBlocks IoT VX2」を発表
「VX1」の発表の翌年、「OpenBlocks IoT VX2」が発表されました。
「VX1」からは、メモリ1G→2G・ストレージ:8→32Gと増加、Ethernetポートも1→2となったことで、IoTエッジコンピューティングをはじめとする次世代IoTシステムの構築向けの製品としてリリースされました。
EX1で対応していた、LTE通信・EnOcean・Wi-SUNだけでなく、新たにLoRaWANにも対応し、より可用性の高い製品となりました。
「VX2」に標準搭載された新型ファームウェア「IoT Gateway Firmware 3.0」では、「Docker」サポートや、「Node-RED」を搭載、「Lua」を用いた機能拡張にも対応しており、IoTゲートウェイ側でのデータ処理に関する開発工数などを大幅に削減することが可能となりました。
2017年4月にリリースをされたSaaS方式のリモートマネジメントサービス「AirManage 2」にも対応しており、遠隔地にあるVX2をリモートで操作・アップデート・ログの取得を、実際に行うケースが増え始めた製品でした。
また2018年1月にはVX2に「Windows 10 IoT Enterprise」を搭載したモデルもリリースされ、元々Windowsサーバをご利用されてたシステムの置き換えにも、ご利用頂きました。
<OpenBlocks VX2 活用事例>
■大規模ワークブースの稼働率見える化をノーコード対応IoTゲートウェイで実現
— 株式会社 サイバーエージェント
https://www.plathome.co.jp/case/system-solution/cyberagent
■和菓子の歩留まりをIoTで改善 — プロンプト・K 株式会社 — 有限会社九面屋
https://www.plathome.co.jp/case/case-agriculture-livestock/kumenya-promptk
■IoTで活動監視し、仔牛の命を守る — ライブストック・アグリテクノ株式会社
https://www.plathome.co.jp/case/case-agriculture-livestock/lat-atmoment
■室内の感染リスク可視化&空調・換気設備の自動制御化ソリューションに、IoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX2」を採用 — 菱機工業株式会社
https://www.plathome.co.jp/case/system-solution/ryokikogyo/
■日立製作所様のJP1との連携にも「VX2」が使用されました
OpenBlocks IoT VX2 JP1 連携プロダクト
https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/jp1/introduction/partner/details/dev_jp1_openblocks_iot_vx2.html
まとめ
今回のpart1では、2016年から2017年までにリリースしたOpenBlocks IoTシリーズをご紹介させて頂きました。
「VX2」は販売から6年以上経っている製品ですが、「Docker」「Node-RED」「Lua」といった、今もお客様にご利用頂いている機能がこの頃追加されたこともあり、今も現行品で数多くのお客様にご利用頂いている製品です。
part3では、現行品の「FX1」「DX1」のご紹介をさせて頂きます。