はじめに
みなさんこんにちは、ぷらっとホーム営業部の清水です。
今回のブログは10年以上ご愛顧いただいている「OpenBlocks IoTシリーズ」の歴史のpart3となります。
part1では2015年までの歴史、part2では、2016年から2020年までの歴史を振り返りました。
「OpenBlocks IoTシリーズ」の歴史シリーズは、本パートで最後になります。
2022年から2024年現在にいたるまでの歴史を営業目線で振り返っていきます。
<過去の歴史シリーズはこちらから>
■OpenBlocksの歴史シリーズ
■EasyBlocksの歴史シリーズ
OpenBlocks IoTの進化をさかのぼる
2022年10月「OpenBlocks IoT FX1」発表
「OpenBlocks IoT VX2」の発表が2017年12月だったので、新モデルのリリースは5年ぶりとなります。
MPUにi.MX 8M Plus QuadLiteを搭載し、従来製品に比べ2倍超の高速化を図りながらも、低消費電力を実現しました。
BX0で好評だった「PoE受電」に対応しており、電源工事を行わなくても、Etherケーブルの設営のみで設置が可能です。
実証実験の際は、電源の供給が可能な場所で行えばいいですが、本番環境では新規で電源工事を行わないと電源の供給ができない場所にも機器を設置しなくてはならない場合があります。
その際もPoE受電に対応した「FX1」であれば、工事費等の追加の費用を掛ける必要がなく、導入が可能です。
VX2は今も現行品ですが、発表から7年近く経っており、新規のご提案の際はFX1をお勧めするケースが増えています。
<当時の記事>
■ぷらっとホーム、IoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT FX1」を発表、100種超の機器にノーコードで接続
https://it.impress.co.jp/articles/-/23881
■NTT東日本様のコラム
IoTデバイス(ソーラービーコン)がAWS IoT Coreに届けるデータを整理してみた!
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/ih_column-106.html
2023年7月「OpenBlocks IoT FX1/E」を発表
「OpenBlocks IoT FX1」の発表の翌年、「OpenBlocks IoT FX1/E」が発表されました。
基本的な仕様は「OpenBlocks IoT FX1」と同等ですが、ストレージ容量を抑えることで、ご購入しやすい価格を実現しています。
2015年5月に発表され、多くのお客様にご利用頂いた「OpenBlocks IoT EX1」が2023年9月に販売終了のため、その後継品の位置付けの製品となります。
<OpenBlocks VX2 活用事例>
■ぷらっとホーム、高い処理性能はそのままに低価格を実現したIoTゲートウェイの新製品「OpenBlocks IoT FX1/E」を発表
https://ascii.jp/elem/000/004/145/4145335/
2024年2月「OpenBlocks IoT DX1」を発表
2024年2月には、「OpenBlocks IoT BX0」の後継機として、「OpenBlocks IoT DX1」が発表されました。
「OpenBlocks IoT BX0」は2025年10月に発表された製品で、小型でPoE受電に対応していることから、工場等の「BLEビーコンを活用した所在管理システム」にご利用頂くことが多い製品でした。
「FX1」「FX1/E」も十分に小型ですが、BX0をご利用頂いていたお客様からのより小型の製品のご要望を受け、開発を行った製品です。
「BX0」は、壁や天井面への取付穴が1箇所だったのですが、「DX1」ではお客様から二箇所で止めて安定性を上げて欲しいとのご要望を頂き、現在のケース形状を選択致しました。
また、USBポートが追加されたことで、LTEやEnOcea等のUSBドングルを搭載することも可能となりました。
まとめ
3回にわたり、OpenBlocks IoTシリーズを振り返ってみました。
外観に関しては、「EX1」「VX2」、現行品の「FX1」「FX1/E」とほとんど変わりないのですが、搭載されている「IoTゲートウェイソフトウェア」は大幅に進化しており、各種センサーおよびクラウドとのノーコード接続を実現しました。
OpenBlocks IoTシリーズをリリースした当時は、PoC・実証実験のお問い合わせが多かったですが、ここ数年はIoTシステムの普及が進み、基幹デバイスとしての安定性、導入後の使い勝手や運用面などを重視されるお客様が増えています。
弊社のIoTゲートウェイは、H/WとしてのOpenBlocksとしては20年以上、IOT向けSWの「IoTゲートウェイソフトウェア FW5」は約10年間の実績があり、長期間の安定した運用が求められるこれからのIoTシステムには最適な製品だと自負しています。機会があればぜひ、触れていただきたいです。
また、OpenBlocksシリーズではありませんが、直近でEasyBlocksシリーズ上半期のアップデート案内ウェビナーを行う予定です。
抽選でスイーツが当たるキャンペーンもやっておりますので、ご興味ある方はぜひご予約ください。