最近「生成AIって実際どう使ってるの?」という話題、よく見かけますよね。とはいえ、社内でお互いの使い方を知る機会って意外と少なかったりします。
そんななか、当社ではとある一言から、ちょっとした社内勉強会が開催されることになりました。
きっかけは、社長のひと言
「有志でいいので、社内でAIの勉強会をやりましょう!軽食も出すので、夕方からゆるく1時間ぐらい。」
この一言で、情シス部門が中心となって、ゆるっとした社内勉強会が立ち上がることに。
ただ実はこの発言の裏には、社長が結構前から口にしているメッセージがあります。
「生成AIを使い倒して、会社全体の業務効率を徹底的にあげよう」
「それによって、利益体質の強い会社に変えていきたい」という明確なビジョンです。
今回の勉強会もその最初の一歩、「まずは社内で活用方法をシェアして、みんなで一歩踏み出そう」という意味合いがあったのだと思います。
そんなこんなで軽食あり・プレゼンは数分・お堅くない雰囲気ということで、社内のいろんな部署から参加がありました。

発表者4人、それぞれの“使い方”
この日発表したのは、以下の4人。ざっくりこんな活用例を提示していました
- 営業戦略担当:がっつり事前にスライドを作り込んで臨戦態勢。数字の集計や販売・生産計画の適正化などの具体的な活用例を紹介
- コードを書く人:開発視点から、プロンプトの工夫なども紹介
- 当社の社長:中長期的な会社の事業計画を作るにあたっての壁打ちの例
- 私(マーケ職):なんの資料も用意してなくて、2時間前にChatGPTでパワポ作成
ちなみに私が生成AIに投げたプロンプトはこちら👇

すると👇こんなかんじで、添付した資料もちゃんと読んだうえで他の発表者と差別化をした資料をパパっと提案してくれました。さらにこれをPowerPoint資料にも落とし込んでくれます・・。

あとはPowerPointを少し整形して発表しました。
もうこの発表自体が“AI活用事例”ってことで、参加者の方々も少しは活用イメージが湧いたかと思います。
参加者の反応は?
思った以上に、参加者のみなさんからの質問が多くてびっくりしました。
たとえば:
- 「これって、テキストで出てくるの?画像も作れるの?」
- 「ファイルとして出力できたりもするの?」
- 「みんなどの生成AI使ってるの?ChatGPT?Gemini?」
- 「無料版と有料版ってどう違うの?」
- 「自分の仕事だとどう使えばいいか、まだイメージが湧かない…」
- 「プロンプトって、具体的にどう書けばいいの?」
と、関心は高いものの、「どう始めればいいかわからない」という人が多い印象でした。
中でも特にウケが良かったのが、「議事録の自動生成」機能。
当社ではGoogle Meetを標準のミーティングツールとして使っているのですが、これと生成AIを組み合わせることで、会議終了後に議事録が自動で作られるというデモには「えっ、そんなことできるの?」「それ、めちゃくちゃ欲しい!」といった声が続出。
議事録って、誰が取るかでもめがちだし、地味に面倒なんですよね……。
これには普段AIに触れていないメンバーほど食いついていた印象です。
勉強会をやってみて感じたこと
今回あらためて感じたのは、「完璧に使いこなす必要なんてない」ということ。
むしろ、「誰かの使い方を聞くだけ」で、自分の仕事にも応用できそうなヒントが見つかるものだなと。「AI使ってすごいことをしなきゃ!」ではなくて、「ググる代わりに聞いてみようかな」くらいの感覚でOKだと思います。
実際、勉強会のあとにはさっそく画像生成を試してみたり、プロンプトに挑戦している社員の姿もちらほら。“使い始めるきっかけ”としては大成功だったのではないかと感じています。


まとめ:使い方は人それぞれ。でも、まずは“聞いてみる”
今回は社内の小さな勉強会でしたが、「生成AIをどう使っているか」って、もっとオープンに話せる機会があるといいなと思いました。職種や部署に関係なく、それぞれの立場で“ちょっと便利になる使い方”がきっとあるはず。
まずは、「どう使ってるの?」と誰かに聞いてみることから。そこから、意外な発見があるかもしれません。
もしこの記事を読んで「うちもやってみようかな」と思っていただけたらうれしいです!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!