みなさん、こんにちは。
ぷらっとホーム営業部の清水です。
今回は、今回は、当社のネットワークアプライアンス「EasyBlocksシリーズ」を遠隔から効率的に管理できるリモートマネジメントサービス「AirManage 2」についてご紹介します。
はじめに
「AirManage 2」は、VPN環境がなくてもリモートで保守管理ができるSaaS型サービスです。
遠隔地からの設定変更・アップデート指示等をセキュアな通信で実行できます。
また、設定変更時に3世代前までの設定が自動的にバックアップされ、問題発生時の設定復旧などが迅速に行えます。
機能の詳細については下記の記事で詳しくご説明しておりますので、そちらをご参考ください。
今回の記事では、AirManage 2を使ってどのような課題が解決できるのか、事例を挙げながら解説していきたいと思います。
現場の課題「分散環境での機器管理の煩雑さ」
EasyBlocksシリーズは、教育機関や自治体、SIer様のネットワーク構築案件などで広く活用されており、複数拠点に設置されるケースが多くあります。
こうした分散環境では、以下のような課題が生じがちです。

- 機器の設定変更やソフトウェア更新のために現地訪問が必要
- 障害発生時のログ取得や原因解析に時間がかかる
- 拠点ごとの管理が属人化し、運用の一貫性が保てない
- エンジニアのリソース不足により、現地対応の負担が大きい
特に近年では、IT人材の不足が深刻化しており、限られたエンジニアで多拠点のネットワークを管理することは大きな負担となっています。
解決策「AirManage 2による統合リモート管理」
どんな操作ができるの?
「AirManage 2」は、EasyBlocksシリーズをはじめとするぷらっとホーム製品を遠隔から統合管理できるSaaS型サービスです。
インターネット経由で接続された機器に対して、以下のような操作が可能です。
- リモートWEB UIアクセス
手元にある機器と同様に、Web UI上から設定変更が可能 - ログ取得・転送
障害発生時のログを遠隔から取得し、迅速な原因分析が可能 - ソフトウェアの一括アップデート
複数拠点の機器に対して、グループ単位でアップデートを実施 - ステルスデバイス運用
待受ポートを閉じ、AirManage経由のみでアクセス可能なセキュア運用が可能

これにより、現地訪問の回数を大幅に削減でき、エンジニアのリソース不足という課題も軽減されます。
【導入事例:NTT東日本 神奈川支店様の教育現場での活用】
NTT東日本 神奈川支店様では、神奈川県内の28校にてDHCPサーバーの切替を実施されました。
現地での作業は人員や日程の調整が難しく、全校にエンジニアの方が訪問し、現地で設定作業を行うのは現実的ではありませんでした。
そこで、遠隔から設定操作が可能な「EasyBlocks DHCPシリーズ」と「AirManage 2」を採用。
設置業者様が機器を搬入・旧機器を停止した後、NTT東日本様のエンジニアの方が遠隔地からAirManage 2を使ってリモートで「EasyBlocks DHCP」の設定作業を行い、現地での動作確認を経て、スムーズに切替を完了しました。
この仕組みにより、現地対応の負担を大幅に軽減・人員調整の手間も削減し、効率的な導入が実現しました。

まとめ
SIer様が多拠点のネットワーク運用を任されているケースや、自治体の出先機関など、
分散環境での機器管理に課題を感じている方にとって、AirManage 2は非常に有効なソリューションだといえます。
また、EasyBlocksシリーズの可能性を最大限に引き出すリモートマネジメントサービスともいえるかと思います。
多拠点のネットワーク運用に課題を感じているSIer様や管理者の皆様、今回の記事のような課題がある方は、ぜひ一度検証機などでお試しいただければと思います!