先日、JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)から生成AIの活用状況に関する調査結果が出ていました。

1万サンプルの調査で、AI利用経験者は全体の43%。年代が低いほど利用率が高く、20代では61%に達するそうです。逆に言うと、まだ半数以上が「使ったことない」という状況で、「みんな使ってる」という感覚があったのですが、意外と道半ばなんですね。
ちなみに満足度は69%、信頼度は62%と高水準な一方、「誤情報が提供される可能性」に不安を感じている人は69%。使いながらも、ちゃんと疑っているって、健全だと思います。
そんな数字を見ながら、ふと思ったんです。
うちの社員はどんな生成AIを使っているのか?
うちの社員は95%くらいの人が何かしら生成AIを使っているんですが、何を使っているかって、ちゃんと聞いたことなかったなと思って。
Geminiで議事録を書いた話とか、Deep Researchでビールを比較した話とか、最近ブログでもAIネタをちょこちょこ書いてきましたが、そういえば社内全体の実態は把握していなかった。
ということで、「生成AI、メインで何使ってますか?」を全社員にアンケートしてみました。
結果はこうなった

| ツール | 割合 |
|---|---|
| 🥇 Gemini | 52.5% |
| 🥈 Claude | 30.0% |
| 🥉 Copilot | 10.0% |
| ChatGPT | 7.5% |
Geminiが52.5%でダントツの1位
これは正直、納得でした。
当社はGoogle Workspaceを使っているので、GmailやGoogleドキュメントと連携しているGeminiが、自然と使いやすい環境にあります。ツールとして優れているかどうかより、「そこにあるから使う」の力はやっぱり強いです。
ChatGPTが7.5%しかいない
意外だったのが、ChatGPTのシェアの低さ。
世の中でいちばん知名度が高いはずなのに、うちの社内ではわずか7.5%。
そういえば、ChatGPTが世界中で流行り始めたのが2022年の終わり頃。あの頃は「生成AI = ChatGPT」みたいな空気感で、ほぼ一択だった気がします。
それがたった3年で、Gemini・Claude・Copilotと選択肢が一気に増えて、ChatGPTが相対的に埋もれていく。。時代の変化って早いなあと、この結果を見てしみじみ思いました。
理由を聞いてみると、「最初はChatGPTを使っていたけど、今はGeminiに移行した」という声がちらほら。Google Workspaceとの連携が決め手になったようです。
Claudeが30%で2位
そしてClaudeが30%で2位。
Claudeを使っている人に、使っている理由を軽く聞いてみました。
「Coworkがとにかく便利。スプレッドシートのデータ分析がサクッとできる」
「コードを書くときは昔からClaude一択。他に乗り換える理由がない」
「なんとなくChatGPTより文章が自然な気がして、メールの下書きに使ってる」
Geminiが「そこにあるから使う」系なのに対して、Claudeは「使ってみたら良かったから使い続けている」系が多い印象です。入口は違っても、定着している理由はわりと明確なんですよね。
ちなみにこのブログを読んでいる方の中には「Claudeって何?」という方もいるかもしれません。Anthropicというアメリカの会社が開発しているAIで、文章を書いたり、長い文書を読み解いたりするのが得意と言われています。
まとめ:ツールよりも「習慣」の問題かもしれない
今回社内でヒアリングしてみて感じたのは、「どのAIが優れているか」よりも「どのAIが日常の中に自然に入っているか」で選ばれているということ。
GeminiがトップなのはGoogle Workspaceありき。Claudeを使っている人は、自分で探して試した人が多い印象。ChatGPTは入口として知られているけど、長く使い続けるかどうかは別の話。
JEITAの調査では全体の43%が利用経験ありという結果でしたが、「なんとなく使っている」と「日常的に使い込んでいる」の間には、まだ大きな溝があるような気もします。
みなさんの職場では、どのAIが使われていますか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
