EasyBlocks Syslogシリーズのリリースノートを読むと、製品の歴史が見えてきた

みなさん、こんにちは。インサイドセールスを担当している小林です。

先日、健康診断の案内が届いて、「もうそんな時期か」とちょっとびっくりしました。毎年のことなのに、毎年驚いてしまうんですよね…。

せっかくなので過去の健康診断の結果を引っ張り出して、AIに整理してもらいながら振り返ってみました。数値の変化を並べてみると、「あの年はちょっと無理していたな」とか、「ここから改善できていたんだな」とか、当時の生活がうっすら思い出されてきて。記録って、積み重ねて見返したときに初めて意味を持つんだな、と改めて感じました。

そういえばと思い、開いてみたのが弊社製品 EasyBlocks Syslogシリーズ のリリースノートです。
初版の公開が2019年で、気づけばもう6年。パラパラと読み進めるうちに、「ああ、このバージョンのときはこんなことがあったな」と、製品の歩みが当時の記憶と一緒によみがえってきました。

この機会に、その気づきを書いてみます。

▼ユーザーサイト
https://download.plathome.co.jp/ebsyslog_ng_buster_usersite/
https://download.plathome.co.jp/ebsyslog_ng_bullseye_usersite/
https://download.plathome.co.jp/ebsyslog_ng_bookworm_usersite/

まず、全体の流れを整理してみます

現行の EasyBlocks Syslogシリーズ は、大きく3つの世代に分けて見ることができます。

  • 最初の世代(Ver.1.0系):2019年~2021年
  • 次の世代(Ver.1.1系):2021年~2025年
  • 現在の世代(Ver.1.2系):2025年7月~

それぞれの世代は、OSの大幅なバージョンアップをきっかけに切り替わっています。

世代が切り替わるタイミングでは、OSの刷新や内部構成の見直しなど、大きな変化を伴います。お客様にもバックアップや移行作業などのご対応をお願いする場面はありますが、それだけ製品が長く使われ、進化を重ねてきた証でもあります。3度の世代交代を重ねてきたことに、製品としての歴史の積み重ねを感じます。

1.0系:「まず動くものを出す」

2019年8月に最初のバージョンが公開されたときは、Syslog 1Tという1モデルだけでした。バグ修正や細かな改善が中心で、派手な機能追加はほとんどありません。まさに「まず形にして、少しずつ改善していく」というフェーズだったと思います。

一つひとつは小さな改善かもしれませんが、この積み重ねがその後の進化の土台になっていったんだと思います。

  • プロセス監視・ストレージ使用量の監視機能を追加
     → アプライアンス製品として、基本的な自己管理機能を整備
  • 脆弱性対応・バグ修正
     → 安心して使っていただける製品へ改善

1.1系:「現場の声が形になっていく」

2021年11月に始まった Ver.1.1 系は、約4年間で13回のアップデートを重ねました。個人的には、この世代が一番読んでいて面白かったです。

最初の2年ほどはバグ修正や小さな改善が中心でした。それが2023年頃から、少しずつ変わってきます。この時期から星くん五十嵐さん、開発メンバーが定期的に集まり、お客様からいただいた要望や現場の声を持ち寄る場が本格的に動き始めました。

私自身も、「こういうお問い合わせが増えています」「こういう使い方をされているお客様がいます」といった情報を共有することがありました。

2023年以降のリリースノートを読み返すと、「ああ、あのときの話が形になったんだな」と思える変更がいくつも出てきます。

最初はシンプルだった機能が、バージョンを重ねるごとに少しずつ使いやすく育っていく。そうした積み重ねの過程が、リリース履歴の中から見えてくるのが面白いんですよね。

  • HTTPS接続対応・WEB UIアクセス制御機能を追加
     → セキュリティを製品標準機能として整備
  • キーワード検索・CSVエクスポートAPI機能を追加
     → ログを「溜める」だけでなく、「調べて活用できる」ものへ
  • Zabbixトラッパー連携機能を追加、その後継続強化
     → 既存の監視環境と組み合わせて使いやすい製品へ
  • AWS S3・Azure Blob Storageへのバックアップ送信に対応
     → クラウドを組み合わせた環境でも使いやすくするための対応
  • IETF-Syslog受信・転送機能を追加
     → より幅広い機器・環境からログを受け取れるように
  • メール通知の改善・拡張メール通知機能を追加
     → チームで運用しやすい環境づくり

1.2系:「土台を作り直す」という決断

2025年7月に公開された Ver.1.2.0 は、これまでとは少し違う、“土台を作り直す”ためのバージョンだと感じました。OSの刷新に合わせて、データベース設計から見直した大きな転換点です。

より安定して長く使っていただくために、基盤から見直すタイミングになっていたのだと思います。

「当たり前のことを、より自然に使っていただける状態に整える」ための刷新。そんなタイミングだったのかもしれません。

その後の 1.2.1 では、日々の運用をより行いやすくする機能が少しずつ追加されています。基盤を作り直したあと、丁寧に使いやすさを積み上げていくフェーズに入ってきた印象です。

  • データベース・ストレージエンジンの刷新
     → 次の進化にも対応できる土台づくり
  • 当日分ログのデフォルト表示化
     → 「今起きていること」がすぐ見える運用へ
  • ログファイル取込機能を追加
     → EasyBlocks の外で発生したログも一元管理できるように
  • メール通知の複数宛先対応
     → チームでの運用をより行いやすく
  • ダッシュボードにストレージ使用率表示を追加
     → 運用状況をより把握しやすく
  • Zabbix連携のさらなる強化
     → 監視環境の中でもより活用しやすい製品へ

来月(2026年6月下旬)のアップデートについて

実はこのブログを書いているタイミングで、来月6月下旬に次のアップデートが予定されています。せっかくなので、簡単に紹介します。

今回も、現場の声が反映された内容が多い印象です。特に目を引いたのが、メール通知機能での Gmail・Microsoft 365 の OAuth2 認証への対応。

GmailやMicrosoft 365では従来のSMTP認証が順次廃止されてきており、セキュリティ面での対応が求められる場面が増えています。お問い合わせの中でもそういった声をいただくことがあったので、待っていた方も多いのではと思っています。

バックアップまわりも強化されていて、FTPS プロトコルへの対応や、ダンプ方式の柔軟な指定が可能になります。セキュリティ要件が厳しい環境でも、より使いやすくなりそうです。

Zabbix 連携も引き続き強化。トラッパー連携条件に Facility パラメータが追加され、より細かな条件で Zabbix への送信をコントロールできるようになります。

そのほか、複数月にまたがる検索への対応、リストア・削除での複数ファイル選択対応など、日々の運用をより行いやすくする改善が詰まっています。リリースが楽しみです。

読んでいて気づいたこと

6年分のアップデートを通して感じたのは、この製品が「ログを収集・保管する製品」から、「情報として活用するためのインフラ」へ変わろうとしていることです。

一つひとつの変更は小さく見えても、並べてみると製品の方向性がはっきり見えてきます。

インサイドセールスとしては、こうした背景を知っておくことで、お客様への説明も自分なりの言葉でできるようになる気がしています。

「この機能が追加されました」ではなく、「こういう課題を解決するために変わってきました」と説明できる方が、お客様の環境や運用に合わせたご提案もしやすくなるんですよね。

普段あまり意識していなかったアップデートログを読み込む、という作業でしたが、思った以上に発見がありました。

健康診断の結果も、製品のリリースノートも、記録を積み重ねて見返すと見えてくるものがある。そういう意味では、どちらも大事にしていきたいものだなと思った次第です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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EasyBlocksシリーズは、Syslog・DHCP・DNS・リソース監視を専用アプライアンスで手軽に導入できる製品です。製品選定・見積もり・技術的なご質問など、担当者が個別にご対応します。

小林洋平

1983年の10月生まれ、出身は群馬です。
ぷらっとホームでは、主にインサイドセールスを担当していますが、わりと何でも屋さんな立ち位置です。
500円ガチャにはまったことがあり、デスクには戦利品が10品以上・・・クオリティが高いなぁと感心して、つい回し過ぎてしまいました。これ以上置けないので集めるのをストップ中です。
仕事が忙しくても、「自分がムリをしない」時間をきちんと作れるように心がけています。

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